「ハァ…、ハァ…、ハァ…。」、こんな呼吸となっても、僕達は唇を求め合うことをやめようとはしなかった。
「欲しい…、あなたの全てが欲しい…。」と互いを欲してしまっていたのです。
呆れるほどの愚かしさに、悦子さんが笑っていた。そして、「どうしよ…。私、おかしくなるかも…。」と口にするのです。
先にローブを剥いだのは、僕でした。裸体となった彼女も、「見せてー?」と僕のローブに手を掛けてくる。
せっかく風呂上がりに着込んだそれは、ほんの数分でその役割を終えてしまいました。
全裸のまま、抱き合う2人。僕のものが彼女に擦り付けられようが、もう関係はありません。
抱き合いながら、互いの身体に唇を付け合います。場所はどこでもいい、愛する人の身体ならば、どこでも…。
悦子さんは、その理性が飛び始めていた。僕の首に手を掛けながら、ところ構わずに唇を這わせてくる。
「好き…、好き…、愛してる…。」、繰り返すように愛の言葉を吐きながら。そして、互いの性器に触れたのも、彼女が先でした。
細く小さな手が僕のものに触れ、握ったその手は「自分に対しての欲望」を僕に駈り立たせるように動かせるのです。
「見せて…、ソウヤのもの、見せて…。」、あれだけ視線を外して来た彼女が、僕のものを見たいとも言って来た。
それを彼女に任せるように見せると、握ったまま、大事そうにしながら、小さな顔を寄せて来ます。
しかし、彼女は何もせず、ただ小さな両手で掴んでいます。彼女に理性が戻った瞬間でした。
訳がわからなくなった彼女は、思わず寄り添ってしまったのでした。
「舐めて…。悦子、口で舐めて…。」、僕の言葉に彼女の一瞬の迷いを感じます。
それでも、僕の「愛してるから…、お願いします…。」の言葉に、彼女はついに舌を出してしまうのです。
下半身に刺激が加えられ始めました。彼女の舌がペロペロと舐め、僕のものは大きくなります。
「上手くないでしょ、私?」、そう言いながらも、彼女が舌の動きを止めることはありません。
そして、手を付きながら、彼女の顔が奥へと押し込まれて行きます。
それは僕のものを、口の中へと入れていく動作でした。
口の中で舌を使い、刺激を与えてくれる彼女。「気持ちいいー?」と聞かれ、素直に返事をします。
それを聞いた彼女は、「うん。」と言うと、フェラチオの強度を上げて行きます。
食い物を荒らすような酷い音が鳴り始め、彼女の小さな頭は何度も前後に振られて行くのです。
その間、僕は彼女の身体に手を掛けたままでした。何も出来ず、その愛撫を受けることしか出来なくなっていました。
そんな僕に、「その体勢、ツラい?横になるー?」、気にした彼女が声を掛けてくれます。
しかし、「大丈夫。」と強がってしまうのでした。
フェラチオを終えた彼女は、一仕事をしたような顔をしていました。
そんな彼女の身体をベッドに寝かせ、今度は僕の番となります。
上手く出きるでしょうか。
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