三ヶ月ほど前、美音の担任の村井が家庭訪問で訪ねてきた。
ヤヨイは下品で馴れ馴れしく接してくるこの男が苦手だった。
いつも舐め回すような視線でヤヨイのカラダを見つめ、何気なく触れようとしてくる。
醜男の面相で、とにかく毛深く、手の甲まで剛毛に被われている。
ヤヨイは昔から毛深い男が嫌いだった。
生理的に受け付けない。
そんな男が訪ねて来ることで、ヤヨイは朝から気分が重かった。
関わりを持ちたくない相手だったが、娘の担任である以上、むげには出来ない。
そして男はやって来た。
案外何事もなく話は進んだ。
娘の美音は学業も運動もトップで性格も良く、クラスの人気者だと言われた。
お母さんによく似ているし、きっとすごい美人になりますよと余計なことまで言われ、少しばかり村井に対する印象が変わっていった。
女として褒められれば、悪い気はしない。
相変わらず、ヤヨイの色っぽい唇や豊満な胸とお尻にいやらしい視線を感じていたが目をつぶることにした。
話を済ませ、最後にヤヨイの入れたコーヒーを村井が飲んでいるときにことは起こった。
村井が手を滑らせ、コーヒーをワイシャツとズボンにぶちまけてしまったのだ。
ヤヨイには全く非は無いが、自分が入れたコーヒーだ。
ヤヨイは甲斐甲斐しく世話を焼いた。
下着まで濡れてしまったと言う村井を浴室に案内し、シャワーを勧めた。
そしてとりあえずの着替えを準備して、浴室へと向かう。
脱衣場に着替えを置き、声をかけようとしたとき、いきなりドアが開いた。
全裸の村井が立っていた。
胸毛から始まり下半身へと繋がる剛毛。
そして、いななくように性器が反り返っていた。
一瞬目を奪われたヤヨイは、慌てて視線を逸らした。
なに、あれ、、、
夫と、、、ぜんぜん違う、、、
あまりの毛深さに気味の悪さを感じてはいたが、異様なイチモツが目に焼き付いてしまっていた。
あんなに大きいモノがあるの?
あの人より、、、ずっと大きい、、、
色も違う、、、まっ黒で、、、なんか怖い、、、
以前、ママ友の飲み会で酔ったママ友が、アレが黒い男はセックスがスゴイと言っていたのを思い出す。
それに、、、どうして、、、勃起しているの?
、、、わたしに、、、勃起してるの?
ヤヨイはふと我にかえり、慌てて脱衣場を出ようとした。
「ごめんなさい、、、これ着て下さい、、、」
その腕を村井がつかんだ。
「奥さん、、待てよ、、、」
「いやです、、、手を離して、、、」
振りほどこうとしてもビクともしない。
つづく
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