しばらくして寝室からカイトを呼ぶ声がした。
「カイト、来て、、、」
何ごとかと思い入っていく。
カイトの体が凍り付いた。
ベッドの上に全裸のナナがいた。
薄らと汗をかいた肌が滑りを帯びていた。
タワワな胸をまさぐりながら、股間では指先が妖しく蠢いていた。
ナナはオナニーに耽っていた。
カイトに見せつけるように股を広げて、、、
早く部屋を出るんだ、、、
頭の中では分かっているのに体がいうことをきかない。
色っぽい唇を舐めながら、挑発的な瞳でカイトを見つめる。
ヤヨイとは違う熟したカラダ、、、
ナナから目を離すことが出来ない。
男を虜にしてしまう肉体だった。
「あぁ、カイト、、、見てぇ!」
「だめだ、、、ナナ、、、」
カイトの男は激しく勃起していた。
「こっちへ来て、、、二人でたっぷり楽しみましょう、、、」
「やめろ、、、ナナ、、、やめてくれ、、、」
「どうして?抱きたいくせに、、、わたしのカラダが欲しいくせに、、、」
カイトはベッドにあがり、ナナの両腕を押さえつけた。
「クソっ、、、お前はどうして、、、俺を苦しめるんだ?」
「、、、ごめんなさい、、、わたし、酷いことをした、、、ずっと後悔してる、、、でも、カイトを愛しているの、、、」
ナナの美しい瞳から涙が溢れていた。
カイトは唇を重ねてしまっていた。
すぐに舌が絡まり合う。
両腕でナナが抱きついてくる。
「本当に別れるつもりだったのよ、、、カイトだけのオンナになりたかった、、、あぁ、、カラダだけでいいの、、、わたしを愛して、、、」
二人は激しくカラダを重ねていた。
男と女になって互いに貪り情事に溺れた。
ナナはずっとカイトを探していた。
やっと見つけ出し、こうしてやって来た。
カイトの邪魔になるようなことはしない、ただそばに居たい。
ナナは会社を辞め、新しい仕事を見つけ、近くの都市へと引っ越してきた。
二人の関係は続いた。
つづく
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