でも快楽の嵐がすぎ去った後には、必ず夫を思っていた。
カイトを愛している、、、心から、、、
中学生のときに知り合い、ずっと愛を育んできた。
その気持ちにうそ偽りはなかった。
カイトの妻でいられることが、何よりも幸せ
を感じさせてくれる。
だからこそ、、、他の男との情事に溺れることが出来た。
他の男とのケモノのように求め合う淫らなセックスで女を焼き尽くすことが出来る。
もう貞淑な妻には戻れない。
夫に知られさえしなければ、それは実際に浮気をしていないことと同じことになる、、、
身勝手な理屈をつけてリリナはこのただれた関係を続けていた。
予定より帰りが遅くなり11時を過ぎようとしている。
家路を急ぐリリナの頭の中を夫への不安が渦巻き始めていた。
さすがにマズかったかも知れない、、、
そして罪悪感が込み上げてくる。
近頃元気の無い夫。
隠そうとしても妻である自分には分かっている。
仕事のことで大変なのだろう、、、
そんな夫を一人家に残して、浮気に惚けるふしだらな妻、、、
リリナはまるで分かっていなかった、、、
大丈夫、、、家に帰ったら、夫に思いきり甘えてあげよう、、、
何なら、今日3人目の男として、夫に抱かれてもいい、、、
躰が熱くなる。
不安と罪悪感など吹き飛んでいた。
つづく
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