並んで歩きながら胸がドキドキしてしまう。
きっとユウトもそうだと思う。
もし誘われたら、どうしょう?
こたえを出す前に、誘って欲しいと思ってしまう自分がいた。
ユウトの男を知りたい、、、
噂通りのカラダをしているのか、、、
どんなセックスをするのだろうか、、、
わたしは今、酔っている、、、
ユウトだってそうだ、、、
一夜の過ちなら、、、きっと赦される、、、
お互いに家庭があるし、深みにはまることはないはずだ、、、
都合良いことばかりがアタマに浮かぶ。
丁度二人はホテル街にさしかかっていた。
ユウトは無言だったが望んでいることは、手に取るようにわかっている。
自分と同じく躊躇しているだけだ。
きっかけさえ作ってみせれば、二人の望みが叶えられる。
思い切って、リリナの方から手をつないでいく。
「わたし、、、すごく酔ってる、、、」
二人にとっての口実を自ら口にする。
ユウトの手はピクンと震えたあと、強く握り締めてきた。
「リリナ、、、俺、、二人っきりになりたい、、、」
「いいよ、、、わたしも、、、そう思ってた、、、」
二人はホテルに入った。
熱い瞳で見つめ合う。
「リリナ、、、すごくキレイだ、、、高校のときより、もっとキレイになった、、、」
「アアッ、ユウト、、、」
どちらからともなく唇を重ね合う。
長年の想いが込められた口づけが、夫への罪悪感を吹き飛ばす。
「リリナ、、、ずっと好きだった、、、今でも好きなんだ、、、」
「嬉しいわ、、、でも、、、今日だけにしようね、、、初めてで、最後、、、、だから、思い出をたくさん、、、作ろ、、、」
「わかった、、、ありがとう、リリナ、、、」
相手に、、、そして自分に釘を刺す。
再び唇重ね、激しく舌を絡め合う。
それだけで、リリナは自分がもう濡れているのが分かる。
早くユウトの男が見たい。
一度限りという免罪符がリリナを大胆な行動へと駆り立てる。
久しぶりの夫以外の男にたまらない興奮を覚える。
今夜は思いきり楽しんでやる、、、
浮気セックスがもたらす甘美な快楽は、リリナの躰の奥深く刻み込まれている。
夫の不在がリリナを更に疼かせる。
一回だけじゃやだ、、、何度だって出来る、、、
朝までシテも構わない、、、
ユウトだってきっとそれに応えてくれる、、、
リリナは唇を貪りながら、ユウトの股間をまさぐっていた。
つづく
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