次の日は一日中、ずっと久美子を観察した。
どう思っているのだろう・・・
後悔しているだろうか・・・
自分を恥じ、覚悟を決めて訴え出たりするだろうか・・・
醜い中年男とのセックスを、旦那への不貞行為を、受け止められるものだろうか・・・
そんな事を一晩中考え、表情や仕草から読み取ろうと観察した。
久美子から敵意は感じられなかった。
しかし、明らかに俺を避けている。
戸惑っているのかもしれないと思った。
後悔し、自分を恥じ、戸惑っている。
・・・なら、焦ってはいけない。
きっと・・・いや、絶対に俺の思っている通りになる。
確かに久美子はマジメだ。
誠実な性格も本当にそうなのだろう。
だが、だからといって淫乱かどうかは別だ。
肉欲に飢えているかどうか、快楽に弱いかどうかは性格とは関係ない。
いや、むしろ真面目で誠実だからこそ、自分をきちんと律することができるからこそ抑圧されて歪むのだ。
旦那から求められず、他に刺激もなく、何をやっても解消できない欲望に憑りつかれた地獄のような長い長い時間に 自分でも気づかないうちに想像もできないくらい歪に狂っていく。
大丈夫だ・・・
焦ってはいけない・・・
きっと・・・いや、絶対に俺の思っている通りの結果になる・・・
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