⑦…
日曜日の朝…
中学校の柔道場では、30人ぐらいはいるであろうか…この中学校の柔道部の男子生徒が練習に励んでいた。
指導者である熊野が急に全員を整列させ、皆の前に立っている2人の紹介を始める…
久雄「ひっ…久志の父です…今日は1日…お手伝いさせてもらいまふ…」
緊張した面持ちで、喋りも噛んでしまった久雄を見て、皆が笑ってしまう…
あれ…久志の父ちゃんかよ…なんかウケる…何で汗かいてんだあの人…生徒達がヒソヒソとそう話し、久志は俯いていた。
健子「洋輔の母です…皆さんが頑張ってる姿…凄い素敵だと思います…おばさんも頑張らないとなって思っちゃう…ウフフッ…今日は、よろしくお願いしますね」
健子は、いつもの調子で、愛嬌を振り撒くような優しい笑顔をみせながら言うのだ…
そして、洋輔をみつけて手を振る健子の姿に…洋輔の母ちゃんだってよ…美人だよな…なんか可愛いかも…あんなお母さんがいて良いなぁ…そんな他の部員の声が、嬉しくも恥ずかしい気持ちになる洋輔であった。
洋輔「…(嘘でしょ…うちの母さん…今年45歳だよ…可愛いってそんな…)」
学校が力を入れている柔道部…2年前に柔道場まで新設したのだ。
その場所で生徒達の前に並んでいる3人は、全くと言って良い程、同じ背丈であり、中学生の柔道部員の中には、その3人より身長が高い生徒も多くいる。
女性である健子はもちろん熊野と久雄も、身長は高くなく、どちらかといえば低い方であった。
熊野が部員達に色々と話をしてる間に、久雄は、すぐ隣に立っている健子を横目に見る…
いつもと同じ、茶髪の後ろの方だけ一本結びにして、今日は、少し化粧が薄い印象をうける顔…
その顔が急に自分の方に向けられ、微笑みながら話しかけてくるのだ。
健子「ウフフッ…なんか青春って感じですね…本当に…熊野先生って部員達に慕われてるんですね…あんな人なのに…驚いちゃうな」
久雄「そっ…そうですね(あぁ…今日も洋輔君のお母さん…可愛らしいな…いつもと違う感じだけど…それもいい…)」
健子「あら?久志君のお父さん…なにか?そっかぁ…いつも事務服でしたもんね…珍しいもの見てる顔になってますよ…ウフフッ」
長袖のモスグリーンのTシャツに、サイドに白いラインがある黒いジャージのズボン…
久雄が見ていたのは、そんな健子の服装ではなく、シャツに浮かぶ胸の膨らみと、ぴっちりとしたズボンの後ろにある、肉感的な大きなお尻だった。
健子「あっ…あんまり見られると…なんか恥ずかしいかなぁ…最近ね、どんどんおばさん体型になってきてるんですよ…お腹とかにもお肉が…」
そう言って、少し照れたような顔をした健子に、久雄が…あっ…すいません…と赤らめた顔を背ける…
そんな久雄を見て、健子は、この柔道場に入る際に、入口で彼に言われた事を思い出す…
久雄「この前の教室での事がありますから…今日は…熊野先生が…なるべく洋輔君のお母さんに接近しないように…なんとかしてみます…」
熊野への恐怖心よりも、健子への想いが勝った久雄の、素直な気持ちから出た言葉だったのだ…
健子「……(本当にありがたいな…私…久志君のお父さんに助けられてるよね…なにか…お返しできればいいんだけど…)」
健子は、久雄の優しさに心地よさを感じていた…
……
………
練習が始まっても、熊野から健子と久雄に、これといった指示はなく…2人は、手伝いって何を?と思ってしまう。
仕方なく柔道場の掃除をしたのだが…
久雄「……(洋輔君のお母さん…無防備にお尻をこっちに向けるから…パンティの線が…ズボンに浮いてる…クロッチの線まで…ハァ…ハァ…)」
もうそこに目が釘付けで、掃除どころではなくなってしまう久雄…
久雄「……(今日は…どんなパンティ履いているんだろう…やばっ…勃起してきた…それにしてもエッチなお尻…ハァ…ハァ)」
そんな久雄の視界にある…掃除中の動く健子の尻…そこに…急に手がのばされ…触っているのだ…
健子「ぎゃ…なっ…なに!」
声をあげて驚く健子の傍に…熊野が立っている…
熊野「掃除してくれるのは…ありがたいけどよ…そんなに奥さんのエロい尻をつき出されると…パンティの線だってくっきりと…ほら…久志のお父さんだって…ずっと見てしまうだろ」
健子は、チラッと久雄の顔を見て、赤面しながら俯くのだった…
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