⑩…
静かな日曜日の昼間だった…
家には、自分しかいなくソファに横になっていた洋一郎…
そこに、妻である健子が帰ってきたのだ…
洋一郎「あれ?早くないか…確か夕方までがっちり柔道部の手伝いじゃなかったっけ…」
健子「熊野先生と喧嘩して…頭にきたから帰ってきたの…とりあえずお風呂行ってくる」
不機嫌そうな健子を見て…それ以上…聞くことをやめてしまう洋一郎…
洋一郎「…(先生と喧嘩して…洋輔に影響とかないのかな…それより…健子って…あんなに胸とお尻…大きかったっけか…あいつ…やっぱりエロい見た目なのかな…)」
洋一郎は考える…会社の同僚達からも人気がある健子…美人だし愛嬌があると皆が言う…自分と同じぐらいの中年男性達には…奥さんを貸してくれとか…俺だったら毎晩セックスするなど…そこまで言われているのだ…
洋一郎「……(もしかして…久志君のお父さんや先生も…会社の奴らと同じように思っているんじゃないか…しっ…心配になってきたな)」
そんな洋一郎の隣に、お風呂上がりの健子が座る…
妙に身体を密着させてくる健子に、洋一郎は、いつもとは違う何かを感じていると、急に健子が触ってくることに驚く…
洋一郎「たっ…健子?(どうしたんだ…あぁ…そんなに優しくあそこを撫でられたら…)」
健子が目を潤ませながら…洋一郎に顔を寄せて軽くキスをする…
健子「ねぇ…あなた…久しぶりに…したいの…」
……
………
まだ明るい時間だというのに…夫婦の寝室から聞こえてくる…女性の喘ぎ声…
健子「あ…あ…はぁっ…あん…」
ベッドの上で全裸で絡み合う2人…絡み合う?そんな感じには決して見えないであろう…前戯も淡白で…ただ正常位で旦那が腰を振るだけのセックス…
健子の喘ぎ声も半分は演技であって…洋一郎しか男を知らない健子と…健子しか女を知らない洋一郎…2人には…それが当たり前で不満を感じたことはない…
洋一郎「ハァ…ハァ…(久しぶりに裸を見たけど…お腹とか肉ついたな…少し段に…そっ…そんな事より…健子が求めてきたんだから…頑張らないと…)」
洋一郎は…そう思いながら必死に…ただ…腰だけを振る…
健子「あっ…あん…(なんで急に…したくなっちゃったんだろう…最近…ストレスを感じること多かったからかな…パンツは見られるし…お尻の穴も触られ…ウンチのにおいだって…今は考えちゃダメだ…洋一郎…頑張ってくれてるし…嬉しいな)」
そんな事を考える余裕がある健子…感じている仕草も声と同様に半分は演技なのだ…
洋一郎が、限界を示す言葉を漏らし始める。
洋一郎「ハァ…ハァ…ぐっ…もっ…もう出そう…」
健子「あ…あっ…あん…私も…もう…あぁ…」
健子には…洋一郎の男性器が…避妊具の中に白濁液を出し…膣内で…ビクン…ビクン…と動いているのがわかり…自分もわざとらしく身体を揺らす…
健子「あなた…気持ちよかったわ…ハァ…ハァ…」
洋一郎と健子が見つめ合いキスをする…ほんの僅かな時間だ…唇をあわせて…お互いの舌先が一瞬だけ触れあうと…顔を離してしまう…
2人は、愛を確かめるキスも淡白だったのだ…
もちろん…健子は…絶頂を迎えずにいたのだが…洋一郎とのセックスでは…一度もそこに辿り着いたことはない…
健子が…まだ30代の頃に…ほんの数回…自慰によって絶頂を経験したことはあるのだが…
それは…洋一郎に悪いと思い…すぐにやめてしまったのだった。
……
………
夕方の商店街…仲の良い中年夫婦が腕を組みながら歩いている。
健子「ウフフッ…こうやって歩くのも久しぶりね…あなた…今日は何食べようか?」
健子が微笑みながら洋一郎に話しかけると…新婚の頃を思い出し…思わず照れてしまう洋一郎であった…
そんな2人に…声をかけて…近づく男がいた…
健子「あら…久志君のお父さん…久志君も一緒なのね…あっ…練習終わったんだ…」
久雄「やっぱり洋輔君のお母さんだった…あっ…旦那さんですか…初めまして…(うわぁ…格好良い人だな…背も高いし…顔も整ってる)」
洋一郎「あ…あぁ…洋輔の父です…よろしく…(これが…久志君のお父さん…ハハハッ…洋輔の言う通り…ずんぐりした…ただのおじさんだな…髪もなんか不潔っぽいし…パッとしない顔…間違っても健子の好みではないな…)」
久雄の容姿を見て…勝利したような気持ちになり…胸を撫で下ろす洋一郎だった…
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