日も暮れて辺りは暗くなっていた。
助手席に置きっ放しの達郎のスマホからバイブレーションの振動音が聞こえた。
明美が上に乗ったままでは、出るに出られないので、抱えて起き上がる。
気を遣ってる明美は多少のことでは覚醒しそうもない。
仕方なく乗せたまま、何とか助手席の背もたれまで移動して、後ろ手でスマホを手に取ることが出来た。
しかし、タイミング悪く切れてしまった。
ロックを解除して着歴を見ると、午後から納品に行った八百屋の奥さん美紀からのものであった。
まだ、宵の口の8時前、リダイヤルするとすぐに出た。
「ああ、奥さん手が離せなくて出れませんですみません。どうかされましたか?」
「もう、達郎さん急ぐときに限って出ないんだから、あのね、明日の朝一番にスイートコーン一箱手に入らない?」
「こんな時間だと連絡つくかな、手配出来るか明日の朝折り返していいですか?」
対面座位のまま、気を遣ってた明美が、薄っすら目を覚ましていた。
気持ちよかったのか、無意識に腰を遣ってさらに求めている。
一度は堪えていたが、再び爆発しそうな気配になりながら
「仕方ないわね、じゃあ朝イチ電話ちょうだいよ。あっそうそう達郎さん今からうちに来ない?」
「うっ、え〜っと何で?」
「うちの商店街の飲み会で帰ってこないから、久しぶりに楽しまない?」
「う〜ん、、、9時半くらいになっちゃうよ、それでもいいなら行くけど」
「あ〜ら、なかなかご挨拶じゃない、せっかく誘ったのにすぐ来れないなんてさ」
「まだ、仕事終わってないからさ、すぐ片付けて向かうよ。うっ、(明美やめろ出そうだ)」
「うん?な〜に、取込み中なの?奥さんと?」
「なっ何言ってるの、うっ(ダメだ)」
「はぁ〜、奥さん以外とこんな時間に遣ってるのねぇ、いいわ、9時までに来れないなら別の人誘うから」
「い、行くよ、すぐ行くから」
明美が完全に気を取り戻して、電話を聞きながら激しさを増してきた。
達郎は、さすがに堪えきれずに腰を引き、何とか外に発射した。
「あ〜ん、中で良かったのにぃ」
美紀に聞こえよがしに甘い声で悔しがる明美。
電話の向こうの美紀に聞こえてしまったようだ。
達郎は、片手での体勢に耐えられなくなり、仕方なくスマホをスピーカーにした。
「奥さん、今終わったから」
「ねぇ、今の声って明美ちゃんじゃないの?」
「あ〜ん、何?ひょっとして美紀ちゃん?」
「あっ、こら人の電話で勝手に話すなよ」
「あれぇ、いつから出来てたのよ?」
「バレたんなら正直に言うけど、今日初めてだよ、待っててこれからいくから」
「達郎さん、まだ遣れるんでしょ、もう少しいいじゃん、美紀ちゃん、今日はあたしに譲ってね」
「え〜っ、あんた旦那にバレないの?やだ、あたしが先に達郎さんと出来てたんだから、さっさと終わんなよ、返してよ」
「だって、こんなの初めてなんだもん、もっと味わってたいなぁ、あんあんあん、また逝きそう、逝く逝く逝く、、、、、」
出したばかりの達郎の一物を自分で入れ、腰を振る明美。
達郎も出したばかりなのに、異様な興奮から萎えること無く男の役目を果たせている自分に驚いていた。
「あ、明美ちゃん、ダメだよそんなに腰遣ったら、どうなっても知らないよ」
「逝く逝く逝く逝く逝くう〜っ、や〜気持ちいいぃ、突いてぇ」
「ちょっとぉ、明美、やめなよ!アタシの楽しみ取らないでっ」
「ごめんねぇ、逝くう〜っ」
「達郎さん早く来てよっ、もう」
美紀は怒ったように電話を切ってしまった。
明美は本気で逝こうと、必死に動き出し、達郎の首を両腕で抱きしめて、かはんしんに伝わる快感を堪能していた。
達郎は、なるようになるさと心で言い訳しながら、明美の膣の気持ちよさを味わう。
やがてどちらからともなく、ピークを迎えていた。
「あっあっあっ逝っちゃう逝っちゃう、はあはあはあ、逝く逝く逝く逝く逝くっ、ダメもうダメ〜っ」
「出すよ中に出すよっ、うううっ」
二人とも肩で息をしながら、互いの身体を支えながら果てた。
しばらく繋がったままで余韻をたっぷり味わったが、達郎はみきのことが気になり、明美を下ろそうとする。
「いや、もう少しこのままでいて」
「もう行かなきゃ」
「野暮だね、そんなに美紀の身体がいいの?」
「明美ちゃんとは、これからちょいちょいやりたいな、美紀は美紀でいいんだよな」
「もうっ、知らないっ、もう行けばいいよっ、あたしに火をつけるだけつけといて、この女っ垂らしっ」
明美は口では怒っているが、手のひらで達郎の一物を愛おしそうに握って、離れたくなさそうな素振りだった。
「明美ちゃん、いっしょに行こうよ、きっと面白いことになると思うよ」
「えっ、何言ってるの?」
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