最初は嫌々ながらも、淡々と検査内容を教えてくれていた妻ですが、検査が進むにつれ、その内容を私に話すとき、顔を赤らめるようになり、時折遠くを眺めるように、ボォーとすることがあるのです。
おそらく、その時のことを思い出しているのかも知れません。
検査と言ってもいろいろあります。
風邪などをひいた場合などは、口を大きく開けて、喉の奥の状態を確認します。
「それじゃ、口の中を調べますから、あーんと口を大きく開けて下さい。・・・・はい、いいですよ。今度は中の粘膜の状態を調べますから、目を閉じて・・・・、口をゆっくり窄めていって下さい。」
妻は先生の指示通りに目を閉じ、おちょぼ口になるように窄めていったことでしょう。
しかしその途中で、口の中に異物があることを感じたかも知れません。
検査の器具が口に差し込まれているのかも知れませんが、それを確認しようと思った時、
「目を開けてはだめですよ。私が合図するまでは、目は閉じたままですからね。」
こう言われては、目で確かめることが出来ません。
後は口の中の神経で、その物体を感じ取るしかありません。
その内その物体が、口の中でクネクネ蠢き始めたら、妻は驚きのあまり、思わず目を開けてしまったことでしょう。
その時妻が目にしたものは、口の中に挿入されている先生の指だった、なんてこともあったかも知れません。
「目を開けてはだめだと言っているのに。しかたがない女だな・・・・」
そう言うと先生は、妻に目隠しをしてしまった、ということも考えられます。
こうなっては、何をされても分かりません。
これで絶対見ることが出来ないとなると、先生の指は大胆な動きになることでしょう。
例えば、歯茎の裏を確かめたり、舌の上の感触を楽しんだり、舌の下の根元まで指を這わしたり、
上顎の肉感までも確認したに違いないでしょう。
妻は口の中にまで性感帯があるようで、特に上顎の内側を触られると、とても感じるようです。
この時も、「うう・・・・ん、んん・・・・、うん・・・・ん・・・・」と唸りながら、先生の指を口で締め付けてしまったかも知れません。
妻の反応が思った以上に良いとなると、次の段階に移るためか、指をゆっくり引き抜いていったことでしょう。
その時妻の口は、先生の指を追いかけていったかも知れません。
「さあ、次はもっといいものですよ。口を大きく開けて下さい。」
そして妻が口を開けた時、指何本分にも相当する、太い柱のようなものを咥え込まされるのを感じたかも知れません。
しかも口の中が目一杯充填されてしまい、息をするのさえ困難なほどのものだとしたら。
そんな肉の凶器のようなものが、口の中を削ぎ落とすように暴れ回ったら、妻は思わず顔を離そうとしたことでしょう。
しかしこの時、先生の手が妻の頭をがっちり押さえていたとしたら、逃げ道を失った妻は、棍棒のようなもので、口腔内が犯し尽くされることに、ひたすら耐えるしかないでしょう。
やがて、「うっ!」と言う先生の声と共に、口の中に熱くどろっとした液状のものが拡がっていくのを妻は感じたかも知れません。
「奥さん、今日の検査でお疲れになったと思うので、栄養剤を口から補給しておきました。ゆっくり零さず全てを飲み込んで下さいね。」
妻は先生から与えられた栄養剤の味や匂いが、何度か味わったことがあると思ったことでしょう。
もちろん、今までに一人の味しか知らないはずなので、男によって微妙に異なる味だ、などと感じたことはない、はずなのですが・・・・。
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