目が覚めた時、ベッドに妻は居なかった。
シーツが精子の匂いで臭い。
部下達と私で、20発近くは射精されたシーツだ。
リビングに降りると、妻が朝食の準備を済ませ、食卓に座っていた。
「おはよう」
「おはようございます、貴方」
昨夜の事が思い出され、浮気がバレた妻の顔は暗くぎこちない返事だった。
無言の朝食、私も何を話していいかわからず、黙って食べた。
食後のコーヒーを出して、向かいに座った妻が静かな声で言った。
「貴方ごめんなさい、離婚して下さい」
私は、自分の欲求を満たす為に、妻を追い詰めてしまったと気がついた。
「私、風俗で働いてました。昨日の貴方の部下の方達、みんな私のお客さんでした。貴方にバラすと言われて、でも断れなかったのは、貴方の言った通り私が淫乱だから、セックスが我慢出来なくて、風俗をやめられませんでした。」
私は黙って妻の懺悔を聴いていました。
「最初は、本当に貴方の為に、借金を返す為に始めました。でも、面接を受けた日、私は指導という名目で風俗店のオーナーに抱かれました。男の人を喜ばせるためのテクニックを指導されました。でも同時に、今まで味わった事がない快感も知って、本当に久しぶりのセックスだったから、こんな気持ちいい事してお金が貰えるの?って思ってしまいました」
妻は涙を流しながら話続けた。
「デリヘルは本番禁止だって聞いてたから、手と口だけならって、手と軽い気持ちで受けたけど、それだけで済む訳無いだろうって、犯されました。ウチはゴム無し中出しが基本だからって初めて知らない男に中に射精されました」
なんてオーナーだ!と怒りが込み上げ、しかし同時に私は勃起を抑えられなかった。
「貴方ごめんなさい、子供が出来ないのは私のせいでした。避妊の為に病院で薬を貰おうと思って行ったら、私は子供が出来ない身体でした。だから、私は何も考えずに生セックスする事が出来ました。でも騙されてました。セックス有りの前提はウソでした。他の女の子に訊いたら、セックスなんかするわけ無いって言われたの」
私は、すぐにでも妻を抱きたかった。
「でももう遅かったの、私の身体はセックス無しじゃダメな身体になってました。お客の要望だからって、アナルセックスまで仕込まれて、私お尻の快感も覚えてしまって、気がついたら毎日セックスしたい淫乱女になってました。だから貴方、こんな淫乱で変態な女の事は忘れて下さい。お願いします。」
私は心が痛くなり、それなのに妻の懺悔を聞きながら欲情している自分を恥じた。
「本当に別れたいのか?もう私の事は愛して無いのか?」
「愛してるわ!誰よりも!でも貴方毎日なんてセックス出来ないでしょ!私の身体はもう毎日チンポと精子が無いとダメな変態女なの!」
妻は、興奮しながら私への愛を訴えた。
「すまない、君にそこまで言わせるつもりはなかったんだ。昨日の事は私が仕組んだんだ。私が酔い潰れたふりをしたら、絶対に君に手を出すだろうって」
「えっ?どういう事?」
妻の懺悔を最後まで聞いて、今度は私が懺悔する番だった。
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