数分後、萌に覆いかぶさったまま軽くキスをした。
けだるい表情で両目を開けると、このキスが次の行為への合図だと察したのか、再び目を閉じた。
俺は両脚を萌の太ももの下に押し付け、両脇に腕を差し入れるとゆっくりと抱き起して俺の胡坐の中に招き入れた。二人は繋がったままだ。一連の動作で緩んだ結合を感じて萌の腰を引き寄せると、蜜壺の奥をピクンと反応させ俺の首にしがみついてきた。
「課長、すごかったぁ、ワタシ死んじゃうかと思った、ねぇ私うるさかった?一人で騒いじゃったね、ごめんなさい、でも課長はまだ逝ってないんでしょ?あのぉ、課長、私今日は大丈夫の日だから、中で逝ってくれていいよ、あの時、最後の日みたいに・・」
そう耳元でつぶやくと「クスッ」と笑った。その息が耳朶にかかって、俺はブルッと身震いした。
この座位は結合の度合いは弱いものの、お互いの鼓動を感じるにはちょうど良い体位だ。萌が合わさった二人の下腹に手を差し入れて結合部分を確かめた。
「課長のが入ってる、私の中にしっかりと・・」
そう言って私の唇にキスをして俺の両肩に手を置いてゆっくりと前後に腰を動かしてきた。俺は萌のなすがままに任せた。もはや2度も逝った余裕からか、萌は静かに動きを続けた。
またも俺にいたずら心が湧いてきた。両手で萌をペニスが抜け落ちないよう若干持ち上げて俺の両下肢を伸ばし、俺は上半身を倒して寝そべった。そして萌の身体が浮くほど下から突き上げると「グッ」とくぐもった声を出して前のめりに俺にしがみついてきた。
「ウッ ウッ ウッ ウッ」
強い突き上げでピストンを繰り返すたび、萌の喘ぎ声が漏れる。感情の高ぶりを抑えるかのように俺の唇にむしゃぶりつき、そのまま舌を俺の中に差し入れてきた。
喘ぎは萌の鼻から漏れるだけになった。
やがて萌は俺の両手の指を探り当て、自分のそれを絡めて両腕を突っ張り、上半身を起こした。今度は萌が主導権を取り、自身の下半身をこすりつけるように前後させた。顎先から汗が俺の腹に落ちた。
「ふうぅぅぅ―――」
大きくため息をはいて萌の動きが止まった。
その態勢のまま少しの休憩の後、萌に体の位置を修正するよう無言で促した。昔は一連の動きの中でルーチンのように繰り返してきたことだ。萌はそれをいち早く察してのろのろと俺の上で後ろ向きになった。もちろん挿入は外さないのでペニスの皮が軽くねじれるような感覚がある。おそらく萌の秘唇のあたりにも似たような感覚があるに違いない。完全に後ろ向きになって、前かがみに俺の膝に両手をつくと、後ろを振り返り甘えた声で聞いてきた。
「これでいい?これで課長の好きな私のエッチなところ見える?」
尻タブを両手で分け開くと、目の前には薄く茶色がかったピンクの綺麗な尻のすぼみが見えていた。
そこは俺だけが特権として見ることを許された秘所だった。以前俺がそれを口にした時から萌は、当たり前のようにすぼみを目の前にさらすことに恥じらいを捨て、むしろ愛されていることの証のように、自分から進んでそれをするようになった。
「ああ、萌、前と変わらずにそこ綺麗だよ、俺だけのものだ」
萌は大きくコクコクと頷いた。
先ほどの騎乗位とはまた趣を異にする、この背面騎乗位でも自分が主導権を取っている萌が、今度はゆっくりと身体を前後させる。ペニスを咥えた萌の秘芯が動きに合わせて静かに捲れたり、すぼんで中に引き込まれたりしている。穏やかなうねりにゆったりと身を任せて、久しぶりの俺のペニスを味わうように時折、小さなため息を漏らしている。
小さく逝ったのか蜜壺の奥でかすかにうごめくものがある。俺はそのままにして萌が落ち着くのを待った。
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