「今日は楽しかったです、こんな綺麗な舞子さんと食事できて…」
「そ…そうですか」
出会いから1ヶ月、何度となく2人でのウオーキングを重ね、幸斗の切な願いで舞子は幸斗と食事を共にしたのだった。
既婚の身でありながら家族の知らない男性と二人だけの時間を過ごす、舞子の中で後ろめたい気持ちは幸斗と出会ってからは常々心の隅にあった。
でも、マンションの部屋でたった1人での食事、どこか不安な夜も1人で過ごす寂しさ、時には誰かと語り、笑い、人肌のぬくもり感じたい…。
舞子は三度目の幸斗の誘いに首を立てに振った。
舞子はこの日は目を引くような真っ赤なブラウスに、下半身はスリットの入った膝上の白いタイトスカートを穿いていた、ピッタリとしたタイトスカートは彼女の肉付きの良い腰から尻回りのラインを浮きだたせ、太腿に切れ込んだスリットからは黒いストッキングに包まれたしなやかな脚が伸びていた。
普段はスポーツウェアしか見ていない事もあってか、幸斗はその艶やかな装いに、舞子のいつもとは違う人妻の色気に目を奪われていた。
食事を終えた後、幸斗は最初に待ち合わせたいつもの公園の駐車場に車を止めていた。
「それじゃあ、また…えっ…あっ」
幸斗は降りようとする舞子の身体を引き寄せ、唇に唇を押し付けた。
「えっ…だめ‥だめです‥」
舞子は一瞬驚きを見せた後、顔を横に振り幸斗の唇から逃れていく。
だめなのはわかっていた、だめでないのもわかっていた。
人妻が簡単に夫以外の異性に唇を許してはいけない、だめと言わなければこの先ずっと彼女は背徳心に苛まれる。
「初めて見た時から‥」
幸斗は振り離された唇を1度呼吸を整え、まだ彼女の心が慌てるうちに唇を寄せていく。
「んっ‥」
今度は彼女の形のいい唇をしっかりと捉える
1秒、2秒、3秒、先程より長く、押し付けた唇は柔らかく馴染み、徐々に互いの熱が伝わってくる。
幸斗とは反対に舞子の鼓動は早まり呼吸が荒く乱れ始めた。
幸斗は舞子の背中を抱き寄せると暗がりの中で彼女は目を閉じていた。
自らの意思ではない、大柄な男の勢いに押され仕方なく、怖くて、抵抗もできなかった。
夫に‥そう答えればいい。
眠りから目を覚ますように舞子の唇が静かに開く、その僅かな隙間へ幸斗は舌を差し込んでいく。
「んふっ」
生暖かい彼女の口の中、女のその部分を思わせるような柔らかい粘膜を舌でさぐると舞子の吐息が漏れる。
「あんっ‥んふっ」
戸惑いながらも舞子の舌が幸斗の舌と触れる。
1度は落ち着いた幸斗の鼓動も早くなり、高まる興奮に舞子の身体をまさぐる。
背中から腰へ、ウォーキングの成果だろう着衣の上からでも尻から太腿は弾力のある肉付きの良さが伝わってくる。
手の平全体で右に左とその腿を何度も撫でながら、タイトスカートの最奥に指を伸ばしていく。
外側とは反対に内腿はしっとりと柔らかく指がめり込んでいく。
あと数センチでパンティの布に触れそうになると、ビクンと舞子の太腿に力が入り幸斗の手を両腿で挟み込んだ。
「脚を開いて‥」
幸斗は絡み合う舌を舞子の口から抜き、囁やきながらそのまま耳へ、首筋へと這わせていく。
夫と触れ合ったのはいつだろう、単身赴任で帰省したのは去年の12月の年の瀬、舞子は半年以上も熟れた肌は誰にも触れられていなかった。
幸斗のくすぐったい舌の感触はしだいに忘れかけていた悦びを舞子の身体に思いださせていた。
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