その直後だったと思います。
車内にまたアナウンスが流れました。
車掌が停車駅が近づいた事を告げ、乗り換えの案内をしていきます。
次の駅はそこそこのターミナル駅なので少なくない人数が乗り込んでくるでしょう。
それはこの男との行為の終わりを意味しています。
私は助かったと思いました。
男から逃げたかった訳ではありません。
自分自身が怖かったのです。
それほど私は、出会ってまだ20分ほどの この男に惹かれていました。
男の大きな体を逞しいと思っていました。
乱暴に掻き回す仕草を雄々しいと思いました。
男からキスされるたび分厚い唇の感触に悦びを感じ、その唇が乳首を噛むたびに押しつけられる大きな丸い鼻を愛しいと感じていました。
もちろん旦那とは比べものにならない立派な肉棒にも。
このままでは私は全てを捧げてしまうでしょう。
だから助かったと思ったのです。
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