玲奈は下からカイトにしがみついていた。くちづけを求め、ネチっこく舌を絡め合う。
「アッ、アッ、アッ、すごい!アッ、、アッ、もうダメ!イク!イッちゃう!」
玲奈は腰を反らせ、体を大きく震わせながら絶頂していた。
初音は、間近で玲奈の絶頂を目の当たりにして圧倒される。
すごいと思った。
素直にわたしもこうなりたいと思った。
それにしても、カイトは明らかに達していなかった。
それもすごいと思った。
夫だったら、間違いなくはてている。
初音は資産家の娘として生まれ、女子高、女子大を卒業した、まさしくお嬢様だ。
男性経験はもちろん、夫のサトル一人だけだった。
結婚して2年たったが、初音は夫との性生活で絶頂に達したことが無かった。
自分が不感症だとは思わない。むしろ感じやすい方だと思う。
その証拠に、何度も絶頂の手前までたどり着いている感覚はあるのだ。
だが到達する前に夫がはててしまうのだ。
でもいつかは、二人で一緒に達することが出来ると思っているうちに今日に至ってしまった。
酔っていた事もあり、思い余って、年上である玲奈に相談したところ、こういうことになったのだ。
玲奈は男にもいろいろある、愛情とは別に体の相性というのもあると言っていた。
いつの間にか、初音は自分を見つめながら玲奈と行っていたカイトとの相性を考えてしまい、頬を熱くしていた。
つづく
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