初音はしばらくカイトと会う機会が無かった。
気恥ずかしさを感じていた初音には、かえってよかったかも知れない。
初音はあれは二人がわたしのためにしてくれた事だからと考えるようにしていた。
そんなとき、夫のサトルが出張から帰る日に、久しぶりにサトル夫婦の自宅に4人で集まって夕食をかねて飲もうということになった。
初音の料理はかなり美味しい。
夕方、カイトが初音の好きなワインを持ってやって来た。
初音はちょっと顔を赤らめて、わあ、ありがとうと言って、カイトを招き入れる。
カイト一人だったので、玲奈さんはとたずねると、急な仕事で来れなくなったそうだ。
奥に入ると美味しそうな料理がすでに並んでいた。
そこへ夫のサトルから電話が入った。
出張先でトラブルがあり、今日は帰れなくなった。
せっかくだから、他の3人で楽しんでくれとのことだった。
仕方がない、二人は食事とワインを楽しむことにした。
最初はぎこちなさがあった二人だが、カイトの楽しい話で次第に盛り上がり、ワインがすすんだ。
カイトは初音の料理をしきりに褒め、初音がすごくキレイになったと褒め称えた。
初音は頬を染めて、うれしそうにしている。
初音は熱い視線でカイトが自分を見つめているのを気づいていた。
食事を終え、後片付けが終わると初音は着替えると言って奥の部屋へ入った。
出てきた初音を見てカイトは驚いた。
生地の薄手の白いブラウスとグレーのタイトミニ、それに素足というセクシーな出で立ちだった。
メイクもしっかりし直している。
ブラウスの胸元は谷間が見え、豊かなバストラインがくっきりとして、刺繍がセクシーなブラのラインまでがはっきりと見えていた。
二人は向かい合ってワインを飲んだ。
愉快に笑い合いながら、カイトは初音の胸元を見つめている。
初音はカイトの視線に気づかないそ振りをしながら、時折、伸びをしたりしながら、その胸をカイトに誇示したりしていた。
そして初音が台所にたったとき、カイトはそっと後ろに寄り添い、優しく抱きしめた。
「ああ、ダメ、、」
「初音ちゃん、俺、もうガマン出来ない、、」
カイトは初音の耳元にくちづけした。
「アッ、そこ、ダメ、、アッ、」
「初音ちゃん、俺、ずっと、初音ちゃんとしたかった、、」
「ああ、そんなこと言わないで、、ダメなのに、、」
言葉とうらはらに初音はふり向くと、カイトに縋り付いた。
つづく
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