和貴子は目覚めると熱いシャワーを身体に浴びせていた、昨夜もすぐにシャワーを浴びたのだったが、自宅へ帰れば祥子が出迎えるはず、ほんのわずかでも三上との痕跡を残してはいけない、そう思い念入りに身体を洗い流していた。
その一方で、目を閉じると昨夜の行為が思い出され、身体が疼きを取り戻してくる。
三上のドロドロと粘着的な舌や指の愛撫、そしてグロテスクにも太く硬い男根、未だに膣奥はジンジンした挿入感を感じていた。
そして初めて味わったオーガズムの悦楽、身も心もとろけるような甘美な快感だった。
和貴子はシャワーを終えると大きな鏡のある洗面台で髪を乾かし始めた。
「シャワーを浴びたのか」
昨夜のままなのか全裸に腰にだけタオルを巻いた三上がこちらへやってきた。
「ええ」
和貴子もまた全裸にガウンをまとっただけだった、きつく結ばれた腰紐がくびれたウエストを強調させその下の丸みを帯びた尻のラインも浮かびあがらせていた。
三上は和貴子の姿を目に止めると、腰のタオルを取り浴室へ入っていく。
三上とは昨夜一夜限りの関係、決して二度とあってはいけない、和貴子は強く心に決めていた。
和貴子の髪はすっかり乾いていた、それでも洗面台から離れようとも、下着も身につけようともしなかった。
先程の三上の姿、分厚い男らしい筋肉質の身体、注がれた視線は隅々まで舐めるように興奮を感じた、そしてタオル越しにも感じられる男塊…このホテルをでれば二度と昨夜のような事は出来ない。
和貴子はどこかで三上を待つ自分がいる事に気付いた。
「タオルを取ってくれないか」
ドアが開きシャワーを終えた全裸の三上がこちらに立っていた。
「ええ」
和貴子は備えつけの新しいタオルを手に取ると三上の身体を拭き始めた。
「すまない」
「いえ…」
和貴子は視線は上げずに、三上と目を合わせる事なく三上の身体についた水滴を丁寧に拭いていく、背中から肩、肩から胸、胸から腰を拭くと片膝をつきながらしゃがみこんだ。
「…前も」
三上も臆することなく和貴子の顔に正面を向き仁王立ちで脚を開いた。
和貴子は開いた三上の脚を拭いていく脛から太腿、右足が終わると左の脚を、すぐ顔のそばでうなだれていた肉茎がいつの間にか鎌首を持ち上げ始めていた。
上から見下ろしていた三上の視線の先には、和貴子の開いたガウンの胸元から乳房はもちろん、先端の乳首まで覗け、更には片膝でずれたガウンの奥からも下着ではない黒い陰りのある恥毛が見えていた、何より下を俯く和貴子の顔は頬を紅潮させ目にも潤みを感じさせていた。
そんな姿に三上の下腹部は興奮を覚え、和貴子に見せつけるように肉茎が膨張しだしたのだった。
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