妻と初めてのSMを経験して3ヶ月が過ぎた。
熟年マゾに変身してくれた妻は申し分なく私を満足感させてくれる。
再就職した勤め先からの帰り、寄り道しながら私は妻に一本の電話をした。
「買い物するから帰りがちょっと遅れるよ。」
「まあ、お買い物だったら私が行くのに。」
「じゃあお前がアダルトショップで浣腸とディルドーを買って帰れるか?」
電話の向こうで妻の息を飲むのが聞こえた。
「じゃああなた..、いよいよ..?」
「いつまでも期待と不安を引っ張らせるのも可哀想だ。今日からお尻を開発させてもらうよ。」
「....」
「嫌なのかい?」
「いえ!そんな..。嫌な分けないじゃない。
私、あなたの女なんだから..」
「おまえが聞き分けの良い女で嬉しいよ。
あのパンツ一枚のいやらしい姿で待っていてくれ。」
「は..い...。」
熱いため息を交えた妻の返事を聞いただけで、還暦過ぎの私まで興奮で息が荒くなるようだった。
私が妻を初めて縛った縄や乳首用の枷を購入した店は、一階はAV専門、二階がアダルトグッズ売り場とかなり大きく、二階の店員は洗練された印象の男性で、全くのSM素人の私に対しても親切に接してくれた。
「熟年男性の方がSMグッズを購入されるのはけっこう多いのですよ。しかしお客様のように危険性とかまで詳しい説明を求められる方は少ないですね。私、感心いたしました。」
と落ち着いた口調で言われ、実は妻相手に初めてSMを..と打ち明けた私に
「それは、お客様の奥様はお幸せですね。お客様も奥様を愛されておいでですね。」
とまで言ってくれた。
もちろん商売用の台詞ではあろうが、このおっさん、誰相手にいやらしい事する気だ?など顔に書いてるような無愛想な若い店員が相手をしたのではなくて私にとっては大変幸運だった。
おかげで今日も妻のお尻を開発するためのグッズについて相談することが出来、私は今日もその店員からのアドバイスを受け、複数のアダルトグッズを入れた黒い買い物袋を受け取った。
そして紺色のパンツ一枚の裸体で私の帰りを待っている筈の妻を思いながら我が家への帰路についた。
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