あやかやちさとさんを見ていていつも思う事がある。
それは、恐らく自分では意識している気配は無い・・・。
菩薩の様な、マリア様の様なアルカイックな微笑み・・・。
きっと、ちさとさんも親父とのことが無ければあやかと親娘でそこいら中に振り撒いていたであろう・・・。
憂いを抱いた様な、子供を見ている様な慈しみに満ちた微笑み・・・。
今ではちさとさんの武器にもなっていた。
あやかもきっとそんな素質を受け継いでいるのだろう・・・。
その上、仕事の飲み込みが早い。
すぐにレジの作業を覚えてしまい、自分が何を望まれているのか気が付いていた。
見られる事を意識して・・・、良い様に理解している様だ。
俺はちさとさんに言わずにここまで来ていた・・・。
もう、後戻りは出来ないと思い始めていた。
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