俺たちは店を回って、業者や社員店員に挨拶して回った。
どこに行っても、ちさとさんはテキパキと指示をして店を回している感じがする。
業者や社員店員の主任達も一目置いている様だ。
それなのにこの麗しい姿・・・なんだかキュンとする。
時折、ちさとさんは俺に耳打ちする・・・。
『この人は、フランクに会話して良いです・・・侮られない様に・・・』
また他では・・・。
『この人には下手に会話して下さい、業者でもまた違う方なので・・・』
全てに気が利いている・・・。
そう言えば、履歴によると元は大手スーパーのバイヤーで、親父に引き抜かれたと
あったな・・・どうりて・・・・などと感心していると今日の予定は全て終わっていた。
まだ、開店準備中だあとは業者と社員店員に任せて事務所に戻る・・・・。
『店長、お疲れ様でした・・・今日のご予定は全て終わりました・・・』
『ご苦労様・・・しかし、テキパキと、もりたかさんはやり手だね・・・』
『いえ・・・そんな事無いですよ・・・それより・・・お父様から何かお聞きに
なっていませんか・・・・』
『何の事かな?・・・・』
思いもよらない、ちさとさんの言葉・・・俺はそう言えばと言う顔をした・・・・。
親父から直接の電話、それに超大手のバイヤーがこんな地方のスーパーに引き抜かれるって
普通じゃない・・・俺も親父がのし上がった経歴は深くは知らない・・・。
それでも、悪い遺伝だけはきっちり受け継いでいた。
『もりたかさん、親父から聞いているのかじゃ無く、自分から説明する様に言われたんじゃ無いの?』
ずっとしゃんとしていた、ちさとさんの体勢が少し揺らいだ様に見えた・・・。
『・・・・』
しかし、無言のまま・・・・。
『俺が言っても良いけど、それは立場が違うんじゃ無いのか?・・・』
俺は一か八か凄んでみた・・・。
『はい・・・申し訳ございません・・・』
ちさとさんはいきなりその場に土下座した。
俺はなんとなく雰囲気からそんな感じはしていたが、ビンゴ!・・・。
ちさとさんは、全てを話し出した・・・。
自分は人妻で、夫と大手スーパーのバイヤーだった事、バイヤーの会合で親父と知り合い
酒の席でそのまま犯され、程の良いヘッドハンティングとしてちさとさんを奪った事。
ちさとさんには高校生の娘と、中学生の息子がいるが、今でも親父の奴隷として躾けられている。
この容姿で、夫、子持ち・・・奴隷・・・最高だ・・・。
今の所有権は俺にある、だから帰れと言われなければ帰れない訳だ・・・。
『じゃあ、ちさと・・・まずは見せてくれ・・・全てを・・・』
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