姉貴の店を出て、自分の店に戻る・・・。
本当に仕事が出来ると言うのは、ちさとさんみたいな人の事を言うんだろう・・・。
俺に条件付きでは有るが、忠誠を誓ってくれている・・・一族でもうだつの上がらない
俺に巡ってきた最大の好機・・・破滅の罠か・・・お互いの利潤が同じベクトルを向いている
間は、ちさとさんはきっと助力してくれる事だろう・・・利用されるか、利用するか・・・・。
そんな事を考えながら店に到着した。
ちさと〉
『お疲れ様です店長・・・少し休憩して下さい、頃合いを見て今日の研修を始めます・・・』
『そうだったな・・・今日は3人だったな・・・判った・・・』
ちさとさんのメガネにかなうか・・・俺は据え膳に従うほかなかった・・・。
暫くして、ちさとさんと被験者が入室してきた・・・。
最初の被験者は、普通の主婦・・・メガネの少し、おぼこい感じのする女だった。
この女もやはり、万引犯と濡れ衣を着せられ引き摺り込まれた口だ。
最初の面接でメガネを取り、服を脱いだ状況を見ていた俺は、ちさとさんの原石を見る目に
驚いた事を思い出す。
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