営業部での着任挨拶を終えた笹原智子は社長室へ向かった。
コンコンッ…
『社長、笹原です』
『どうぞ…』
智子は社長室へ入ると社長の前に立った。
『本日、営業部長に着任した笹原智子です。前任の久冨部長との引継ぎはまだできておりませんが、営業部長としての役割をしっかり果たしたいと思っております!』
智子は挨拶をしながらカーテンで仕切られたスペースがあることに気が付いた。
『笹原部長、期待しているよ!久冨部長もよく頑張ってくれたので私の専属秘書になってもらったんだ、笹原部長もそのうちそうなるような予感がしているよ!』
社長は智子の身体を上から下まで品定めするように眺めている。
『ところで社長、久冨さんは今どこにいらっしゃるのでしょうか?』
『あぁ、陽子くんは君のすぐそばにいるよ…』
『えっ!?この社長室に…ですか!?』
『そうだよ、そこを覗いてみなさい』
社長が目で示すほうを見るとさっき見た怪しいスペースだ。
恐る恐るカーテンで仕切られたスペースの中を覗いてみると…
『あっ…!』
思わず智子は奇声を上げた。
全裸で首輪をして縄で亀甲縛りされている久冨陽子がうっとりとした表情で腰を卑猥にクネらせながら立っていた。
『どうだね、笹原部長…陽子くんは縄酔いしているんだよ』
智子は縄酔いしている陽子に釘付けになった。
『久冨さん…』
『あなたが笹原さんね、業務の引継ぎができなくてごめんなさい。私の今の仕事…忙しくて…アンッッ…』
陽子の股間に埋め込まれている遠隔バイブが振動を始めた。
『笹原部長、陽子くんを見た感想を述べてみなさい!』
『あっ、はいっ、そのっ…いきなりの出来事で驚いてしまいました…』
『笹原部長は、こういうことは嫌いかね?』
『い…え…嫌いではありません…』
智子はあまりの恥ずかしさにうつむいた。
『フフッ、笹原部長も好きそうだな。いつか君もあそこに立たせてあげるから楽しみにしておきなさい』
『はっ、はいっ!では…職場に戻りますっ…失礼致します!』
智子は気持ちを落ち着かせるために自販機コーナーに立ち寄った。
『あぁ、ビックリしたぁ…それにしても久冨さん…あんな格好してうっとりしてて羨ましいなぁ。』
ホットコーヒーを飲みながらそんな回想をしていると
『笹原部長、社長室へ挨拶に行ったようですね…どうでしたか!?社長秘書の久冨さんもいたでしょう?』
総務部の梶部長がニヤニヤしながら智子に話しかけてきた。
※元投稿はこちら >>