その子は雄一君で息子の一つ上で19才。九州から大学に進学してワンルームに1人住まいでアルバイトで息子と友達に。イケてるとは言い難いが可愛い子と言う印象でたまに家で手料理を一緒に食べたりすることもあります。私はまさかこの子とそんな関係になるなんてその時は思っても見ませんでしたが、それからひと月後にその日がやって来ました。
いつもの様にふたりでバイト後に家に来てゲームをして遊んでいたら、息子のスマホにバイト先からメールが届きました。如何やら息子がミスをした様で色々聞きたいと店長さんからでした。雄一君にはちょっと待ってと言い残してダッシュで店に戻って行きました。
おばさん。僕のこと聞いてもらえますか?
如何したの?なに?
うちの母さんは60前でおばさんみたいに綺麗じゃないしあんまり好きじゃなかったんです。
参観日とかもおばあちゃんみたいで恥ずかしかったんですよね。
僕、流星が羨ましくてそれでちょくちょくここに来るんです。
あら!嬉しいわ。おばさんを見に来てくれてるんだ!
だから、もっとここに来て良いですか?
良いわよ!こんなおばさんで良ければね。
ありがとうございます♪そう言って雄一君は私の手を握っていた。
長い間ずっと私の太腿の上で手を握り締めている雄一君を見てると何だか変な気持ちになっていた。
そして、意を決したのか雄一君は私を抱きしめて来た。おばさん!そう言うとギュッと力強く抱かれた。
如何したの?雄一君!
僕、女の人とこうするの初めてなんです。
そうなの?
本当なんです。今まで付き合ったこともないです。おばさんキスしたいです。
こんなおばさんがファーストキスの相手でいいのかな?
おばさんとしたいです!
じゃ、と言って私は雄一君の唇にチュッとキスをしてあげました。
はい!おしまい。私は雄一君から離れました。
もっとしたいです。
今日はこれでおしまいよ。流星が帰って来たら大変でしょう。
じゃまた今度はもっとキスしたいです。
そうね。考えておくわね。
そうこうしている内に息子が帰って来た。
私は黙って自分の部屋に行った。
若い子とキスなんて。これから如何したらいいかわからない。あの子がもっと望んで来たらどうしましょう。理絵は身体が疼いているのを感じていた。
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