タケさん、ありがとうございます。
物語は、あちこちふらふらすると思いますが、拙い私の筆力で一生懸命書いていきます。
あれから 二~三日は何もなかった。
ところが、夕飯時「五郎何時ものように いつものように下から、奥の声がする。
こんな時間、何だと思いながら「へぃ」と返事をする。すぐに奥の顔が見えた。
何か怒っているみたいだ。目がつり上がっている。
「五郎蔵 ちょっと小耳に挟んだけど
おまえ 良子と何かあるのかい」
(良子とは 中年の女中と若い女中が二人いるがそのうちの一人)
「なにかって 何ですか?」
「おまえ 良子に手を出したろ」
「ええ とんでもない。誰がそんな事をいってるんですか?」
「誰でも いいだろ。どうなんだい」
「わたしは あんな小娘になんか。 手なんか出しませんよ。私の 食事を 運んで来るだけの娘ですよ」
「そうかい それならいいだけど。 ごめんよ 悪い事 言っちゃって」
「いえ 奥様には 何時も良くして 貰っていますから。感謝しています」
「変な話をしちゃって ごめんよ。
忘れておくれ」
「へぃ わかっております」
「今日は みんなを外へ出したからね」
と言って、急になよなよと俺の座って
いる万年床に座り込む。
「この蒲団 干してるのかい。 こんな
汚くちゃ 脱いだものも置けないよ」
「ふんどしも そうだよ。洗ってるんだろうね。毎日とは言わないが」
「へぃ 変えてます」
何時ものとおりの、高飛車な言い方だが俺の極太を狙っているのは メイメイ
ハクハク。
「どれ 見せてごらん」
「何をですか?」
「相変わらず お前は馬鹿だね。
今聞いてなかったのかい私の言った事。
ふんどしだよ ふんどし」
「へぃ」俺は立膝になり 着物の前を
拡げる。
「そんな恰好じゃ よく見えないよ」
「へぃ」俺は、万年床に横になり、着ている物の、前をはだけ、奥の目の前に腰を突き出し、ふんどしを見せる。その時指が、ふんどしに掛かってしまい、袋が半分顔をだしてしまった。
おくは、それを横目で見ながら「蒲団は
綺麗だから・・・・」と言う。
奧は自分から、遣ろうとは言わない。
奧は、俺のふんどしの上から、俺の股間の物を扱く。
「今日の此処は 元気かい?」
「へぃ 奥様の姿を見て 元気です」
「それじゃ ふんどしをとってごらん。
確かめて やるから」
「へぃ」と言って、俺はふんどしを取り払う。
「まだ 元気じゃないじゃないか。
良子の事を 考えてるんじゃあるまいね」
「とんでもねぇ。奥様のその優しい お手で 扱いてくれませんか」
「この 汚い物を かい」
「へぃ」この汚い物が、好きなくせに。
「おや なんか元気づいてきたね」
「奥様の その綺麗なお手のお陰です」
「そうかい そうかい」奥の顔は、今までのしかめっ面から、柔らかい顔になって来た。
「さっきも言ったように 今日はお前と
二人だけだからね。 わかってるね」
「へぃ」
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