その夜、下の物置の戸が開くような音がして、誰かが上に上がって来る気配がした。
二燭の電球の灯りの中に、案の定、奥の顔が照らし出された。
「奥様 こんな夜中 なんですか?」「何ですかじゃ ないよ。
あんな物 見せられたんじゃぁ 寝るに寝れないよ」と言いながら
俺の汚い、万年床に座り込む。
「もう 一度 見せておくれ」「何をですか?」「昼間見せたものだよ」「あれが 暴れ出したら どうします?」「暴れたら 暴れただよ」「へぃ」と言って、俺は立ち上がり着ている物を脱ぎ、ふんどしも落とした。
座り込んだ奥の目の前に 俺のまだダラリとした物が見えてはずだ。「お前の物は 立派だねぇ」「他の物も 見たんですか?」「馬鹿 そんな事 ないだろ」と言いながらも、奥の手がおずおずと、俺の垂れている玉袋を、掬いあげるようにして来る。
「ああー もうー だめー」
「これを 入れておくれ」
「これを・・・・・」と言いながら 俺の汚い万年床へ横になる。奧は寝間着の紐を緩め、脚を拡げる。足の白さに色気を感じる。
「奥様 本当に 私みたいな者のでも
よろしんですか?」
「ああ いいんだよ。
早く その立派な物を 私におくれ」
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