実は、いつもの飲み屋で悪友から「あそこの 奥さん あっちの方が 好きやでー」とか「旦那が 弱いから・・・」とか「おまえの極上物 見せてやれー」「お前の物 見せたら いちころや」とか吹き込まれていた。 それで、今日奥が上がって来たので、ふんどしが落ちるようにしておいたのだ。
これが、きっかけ。
四五日した日、また奥の声が下から聞こえる。「五郎蔵 五郎蔵
居るのかぇ」「居るんなら 返事しな」「へぇ 居ます」と返事をすると同時に、奥の顔が見えてきた。
俺はいつも通りのふんどし一つ。
上がって来た奥の一声「また ふんどし一つかぇ」「へぇ」
「ふーん」と言いながら、上から俺を見下ろしている。
「風邪を 引かぬようにね」と言い、立ち去ろうとした。
「奥様 また 立ち上がりましょうか?」「えっ」と言って
奥の動きが止まった。俺は、奥の返事を待たずに、立ち上がる。
ふんどしの紐は、緩めてあり、ハラリと万年床へ落ちる。
俺の極上物が、奥の目の前に。奥の目は、俺の物を見据え止まったまま。ちょっとした時間が流れ「五郎蔵 そんなダラリとした物 早くおしまい」と言いながらも、声は震えている。
帰ろうとする奥に「奥様 触ってみませんか?」「馬鹿 お言い出ないよ」「すいません。奥様に 向かって変なことを いいまして」「ああ いいんだよ。 それにしても お前の物 立派だねぇ。 目の毒だよ 早くおしまい」俺はふんどしを手にする。
「それにしても お前の物 立派だねぇ」
「本当に 触りたく なるよー」
「早く おしまい。 目の毒だよ」と言って 下へ降りて行ってしまった。
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