ハンガーに掛けられた服に手を伸ばした。
その瞬間、店内に流れていた女性の声のアナウンスが突然消えた。
次に聞こえてきたのは、聞き慣れた女の声だった。
あ・・・あ、いいっ・・・いいっ・・・あ、いいの・・・気持ちいい・・・
中が・・・中が擦れて・・・引っ掻かれ・・・あ・・・あぁっ・・・
ドキッとした。
心臓を掴まれたような気分だった。
顔を上げ、店内にいくつも吊り下げられたディスプレイを探した。
そこには私が写っていた。
赤い絨毯に立てられた真っ黒いディルドに跨がり、激しく腰を振る私がいた。
ほら・・・もっと腰を振れ・・・
もっと・・・もっと激しく腰を触れ・・・
もっとだ・・・ほら・・・
それは山崎の声だった。
微笑みを連想させる優しい声で、ディルドに向かって腰を振る私を煽っていた。
あ、ダメ・・・そんな・・・これ以上したら・・・
ダメ・・・ムリ・・・無理よ・・・そんなに激しく・・・
女は・・・私は、画面の中で、腰の動きを激しくしていった。
苦しそうに唇を噛んで喘ぎながら、激しく腰を打ち下ろしていく。
グチュグチュと卑猥な音を立てて、ガンガンと上から腰をディルドに打ち下ろしていく。
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