いつもよりも遅く家に帰った。
自分のポケットの鍵で玄関を開き、真っ暗な空間に向かって「ただいま」と言った。
真由美はもう寝ているのだろうか・・・
そう感じるほど、家には人の気配が無かった。
廊下を歩いてリビングに入った。
壁のスイッチを押し、最初に目に入ってきたのはテーブルに並ぶ夕飯だった。
やはり、真由美はもう寝ているのだろう。
大皿をレンジで温めてようと手を伸ばした。
そこで初めてテーブルに置かれた紙が目に入る。
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探さないでください
大丈夫です
火曜日には帰ると思います
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そんな言葉が書かれていた。
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