「・・・良い・・・良いぞ・・・で、アイツはお前に要求した・・・そうだな?」
私は無言で頷いた。
「バラされたくないなら・・・この写真をネットにばら撒かれたくないなら言う事を聞けと・・・」
頷いた。
涙が溢れそうになった。
「で、アイツは・・・岡田は何を要求した?
・・・いや、それはお前の体か・・・それ以外にあるはずがない・・・
・・・何を言われた?
言え・・・アイツは どんな言葉でお前を脅した?」
簡単だ・・・そう言ったわ・・・
ニヤニヤと笑いながら・・・ほんの少し、ちょっと楽しむだけだって・・・
火曜の朝、10時にまた店に来いって・・・
簡単だろ?って笑ってた・・・
言い終わって無言になり、気づくと山崎は無言で私を睨んでいた。
岡田の要求はそうなのだろう・・・お前は、『嘘』はついていない。
俺が聞いたのは岡田の要求だ。
だからお前は何を要求されたのかを答えた。
山崎の視線が強くなる。
言え・・・そう命令されている気がした。
隠すなと命令されている気分だった。
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