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街に5時を知らせる音楽がなり響く。
健子は午後の仕事が手につかずミスを連発し、いつも以上に疲れていた。
健子「ふぅ~(ミスのせいでいっぱい汗かいちゃったな…早くお風呂に入りたいのに…)」
お疲れ様でしたと事務所から出て駐車場に向かうと昼に及川が指定した近くの工事現場まで車で移動した。
すると、及川は既に待っていて、健子は工事現場の駐車場に自分の車をおき、及川の車に乗り込むのだった。
車内で2人は無言だった。
視線すら合わせることもなく。
……
………
八木田「コウスケ、こんなことになって本当にごめん。おっ俺にできる事があるなら…」
コウスケ「八木田先生…もう…もういいです。僕も悪いんだし…それより…母さんが心配です。昨日おじさんは手荒なことはしないって言ってたけど…グスッ」
八木田「……」
八木田の部屋で待っている2人に車が止まる音が聞こえた。
及川と健子が車から降りて、八木田が住むボロアパートの部屋の前に移動していた時、八木田の部屋の隣人がドアから姿をあらわした。アパートの住人はほとんどいなく、隣人と呼べるのはこの隣に住む、身なりが浮浪者のような初老の男性1人だった。
及川と健子が頭を下げ、すれ違うと、この隣人は健子の全身をじっくり舐めるように見て、すれ違った後は、健子の後ろ姿をまた舐めるように見つめていた。
隣人「なんだ、隣のガキの両親か?…それにしてもいい女だぁ…顔も俺好みだしあんな人妻熟女を犯してみたいねぇ~ゲヘヘ」
また1人…健子の魅力にひかれていたのだった。
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