コウスケが家に着いたのは夕方だった。
憔悴したコウスケが黙って自分の部屋がある2階への階段を上がろうとした時、
健子「コウスケお帰りなさ~い、んっ?どうした?元気ないぞぉ。何かあったの?」
健子が目をクリクリさせいつもの優しい笑顔でコウスケに語りかけてきた。
コウスケはこの美しく優しい母親の姿にまた泣きそうになったがこらえて、
コウスケ「なっ…何にもないよ…久しぶりの自転車にちょっと疲れたから…」
そう言うと自分の部屋に入り、ベットに倒れこんだ。
その夜、コウスケは夢を見た…
自分の母親とアキラの父親が裸で抱き合い何度もキスをしていた。
健子「ちょっと…コウスケぇ…いつまで寝てんだ…学校に遅れるわよ…もう」
コウスケは健子に起こされ、変な夢を見たせいもあって今日の学校が終わってからの事を考えると憂鬱になっていた。
(母さん…今日、あのおじさんにエロゲーみたいな事されるのか…それと…多分…すごい怒られる)
何故か元気がない息子を見送り、健子も仕事に行く支度を始めたのだった。
今日は、黒の膝丈タイトスカートに、チャームベージュ色のストッキング、白のブラウスにベージュ色のカーディガン、いつものようにパーマがかかったような癖がある茶髪を後ろに結んでいた。
今日が大変な日になるとは知らずに…
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