「ただいま」
「……」
哲郎からある物を借り及川が帰宅すると、リビングではソファに横になり、無愛想にお菓子を食べる醜い嫁が返事もせず視線すら向けることなくテレビを見ていた。
及川もまた関心がないように部屋に入り、哲郎から借りたある物の確認を急いだ。
「ほぅ…やっぱり健子さん…いい尻してるなククク…おやおやこれはまた…たっぷり出しましたねククク…」
哲郎から借りたのは健子の排泄姿を映した盗撮カメラであった。
映像を楽しみ、部屋から出た及川は息子のアキラの部屋に入ると、
「アキラ、お前に聞きたいことがある。」
突然、家庭に関心がない父親が部屋に来た事に驚いたアキラは、
アキラ「なんだよっ…!おやじ…」
及川「おまえ、まえに通ってる塾で、盗撮がどうのとか言ってなかったか?」
アキラ「えっ?あぁ…キモ田先生とコウスケって雑魚がトイレの盗撮がどうのって2人でひそひそ話してたの気持ち悪いって…」
及川「そうか…そうだったな…」
そう言うと、何事かと不思議な顔をする息子をよそに部屋を出た及川は不気味な笑みを浮かべていたのだった。
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