そんな感じでまた前のようにやり狂っていたのですが、外で会ってる時に見つかりました。旦那さんは疑ってたんでしょうね。ホテル街歩いてるとこで抑えられましたよ。修羅場ですよ、大声で叫ぶわわめくわ。私は途方に暮れるだけでしたが、話し合いましょうと言って御婦人共々ご自宅に移送されました。
初めて入るご婦人宅でしたが和風のしっかりした家でした。テーブルをはさみ私とご婦人、向かいにご主人でしたが、ご婦人が言うわ言うわ、こっちが気の毒だと思うくらいなじってましたね。顔真っ赤にして震えながら言い返えそうにも言葉が出ないのか怒る方がタジタジ。それくらいご婦人は強かった。役に立たない男は要らないのよとまで言い放つ。さすがに言い過ぎでしょうって停めましたが。ご主人が哀れに思えました。
結局別れましょうって話が出て、その夜は私の家へまた泊ることになりました。別れるとなるといろいろ面倒なことあるのになーと思いながら、むしゃくしゃするって言い私の上にまたがるご婦人の強さに軽い恐怖を感じました。どっか引っ越して暮らそうよそう言いながら喘ぐのです。私はフリーの仕事してるので引っ越すのは構わないのですがさすがに母親より年上の方と結婚までは考えられません。そろそろ潮時か、そう思いご婦人に言いました。「別れましょう。」
ご婦人は泣きました。ワンワン泣きました。子供のように泣きじゃくるってあるじゃないですか、まさかそれを目の前で見るとは思いませんでした。死ぬ!死んでやる!って言うし刺されるんじゃないかとさえ感じました。まあ私が悪いのは分かってるんです。平穏に暮らしてた老夫婦を人生を壊したんですからね。私は土下座してまたご主人とやり直してくださいと謝りました。また泣き出すご婦人、そんな彼女を私は抱きました。これが最後だからと言い聞かせながら抱きました。翌朝も出掛ける前に抱いたので、最後が何回になったのやら。
銀行へ行き200万円おろしました。その袋をもってまたご亭主の所へ行きました。深か深かと頭を下げ、別れますから許してあげてください、そう言って袋を渡す。落ち着きを戻したご婦人も頭を下げ謝ったが、その後は知らない。逃げるようにそのまま去ったので。その街も1週間後には離れた
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