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キャンプの下見をした日から数日後。
健子は落ち着かない日々を過ごしていた。
健子「ねぇ、コウスケ…ケンジ君のお父さん何か言ってない?」
コウスケ「はっ?…ケンジのオヤジ?なにそれ」
健子「なっ…何でもない」
健子(あぁ…あんな恥ずかしい事…誰にも言わないって3人は約束してくれたけど…心配だなぁ)
そんな健子の家に、熊谷が訪れ、
熊谷「健子さん今週末の町内会のバドミントン大会に参加してくれますよねっていうか、健子さんは強制参加で…」
健子「えっ?そんなのあるんですか…私…強制参加って?」
熊谷「美鈴さんの提案なんだよ、婦人会チームが勝ったら、キャンプじゃなくて豪華温泉旅行にしろって…困った人だよ、で婦人会チームの名簿に健子さんの名前があるんだよ」
健子「婦人会…はじめて聞きましたけど…」
熊谷「それも美鈴さんが勝手にやってる」
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バドミントン大会の日
健子の応援に出張から帰ってきた旦那とコウスケがきていた。
町内会チームと婦人会チームは互角で、最後の1戦で勝負が決まることになり、婦人会チームは健子、町内会チームは澤田で美鈴にひそひそと話し、健子にハンデでポイントをあげたのだった。
健子「あら、澤田さん余裕ね。後で負けてもハンデのせいにしないでね。私が勝ったら、もう変な言いがかりは一切言わないって約束しなさいよ」
澤田「言ってろ、バカ女、いつも生意気な、おまえなんかに負けるかよ」
美鈴「健子さん!負けたら許さないわよ」
熊谷「澤田さん何とか勝ってぇ」
旦那「健子ぉ頑張れ~」
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結果は健子の惨敗だった。
怒りに震える美鈴に澤田が近寄り、またひそひそと話している。
健子「美鈴さん、すいません…」
美鈴「健子さん!もうっ!…しょうがないわ…あなたには負けた罰として澤田さんの言うこと聞いてもらうわよ、ハンデも貰ったのに!」
健子「えっ?」
澤田「ククク…美鈴さんになハンデやるから、もし俺が勝ったら、健子…おまえに屈辱的なことしてもらうからって交渉したんだよ」
健子「そんな美鈴さん…勝手に…」
美鈴「ふんっ…さぁ早くしなさいよ…面倒くさい」
澤田「おい、健子…倉庫に行くぞ…おまえの尻見せろ…今まで散々、俺の文句言いやがって…早くこい」
美鈴と澤田に言われ、健子はしぶしぶ倉庫に向かうのだった。
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