セックスの場所には普段は使い勝手の良いラブホテルを使った。生駒のラブホテル、1号線沿いのラブホテル、キタに二人で飲みに行けばいつもの北新地のホテル、ミナミに行けば難波のホテルを使った。会えば大概はセックスする時間を優先した。乾いた喉を水で潤すようにお互いに身体の快楽を求めた。時折、ドライブや観光でホテルに行くことが叶わないときは、いつもの場所で短時間のカーセックスを楽しんだ。どこに行っても、毎回、美香のイキっぷりはすごかった。
2年間の不倫生活。その中で1度だけ、梅田の高級ホテルで快楽を貪りあったことがある。
昼下がり。眼下の景色が一望できる大きな窓からは、レースのカーテンを通して部屋へと白い光りが降り注ぐ。スプリングのほどよく効いた高級ベッド。ふんわりとした布団。清潔なシーツ。普段はセックス前後に軽くシャワーを浴びる程度だが、今日はしっかりと身体を洗って、二人でベッドの海へ入りたかった。だから、たっぷりとバスタイムを楽しむつもりだ。
美香にその気持ちを伝えると、すんなりと了承してくれた。美香はソファーから立ち上がるとモンローウォークのような足取りでテーブルへ向かう。テーブルの上に外したイヤリングとネックレスが置かれる。30デニールの黒パンストに包まれた美脚が美しい。ふくらはぎの肉の付き方もほどよく、熟女にしては綺麗だ。
その足裏で踏まれたい。その足先の匂いを嗅ぎたい。美香は片足を上げてハイヒールを脱ぐ。両足のハイヒールを脱ぐと、ハイヒールを指先に引っかけ、イタズラっぽい顔でこちらに向かってくる。ソファーに座る僕の前に立つと、ハイヒールをポトリと落とす。美香はスカートのジッパーを下ろすと、スカートがするりと下に落ちる。セクシーな黒のパンティが艶かしい。ヒップラインは紐のように細くなっている。恥部を隠す所以外は薄いレース生地になっている。美香は僕の上に覆い被さると、唇を重ねてくる。蕩けるような熱いキス。唇同士が溶け合うかのようなキスを交わす。彼女は上着を脱ぐ。僕も上着を急いで脱ぐ。抱き合いながら激しいキスを交わす。
「お風呂、いこうか?」
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高級ホテルの浴室は広い。2人では十分すぎる広さで、かなりリラックスできる。高級な調度品で仕立てられた浴室はガラス張りで、洗面台から中が見える作りになっている。洗面台も石材作りで重厚な感がする。美香のセクシーランジェリーは後の楽しみにとっておいて、全裸の美香の手を引き、浴室へ入る。シャワーのコックをひねり、頭から温水を浴びる。事前に浴槽にはお湯を溜めていた。足をゆったりと伸ばし、浴槽に浸かる。
浴室には有線のスローな音楽が流れる。シャワーの中、美香は壁に手を付きヒップを付き出す。背中へ舌先を這わせ、そのまま下半身へと舌先を動かす。ヒップの割れ目に沿って愛撫しながら、サラリとした感触の薄い陰毛を探り当て、指先をその下のヴァギナの割れ目へと這わす。ほどよい場所で指先が沈みこみ、肉体の奥へと吸い込まれていく。ぺニスをヴァギナに刷り当てながら、背中越しにキスをする。美香の喘ぎ声がシャワーの落ちる水音の中で耳の中でこだまする。
美香の乳房は小さいが、形の崩れはなく美乳だった。愛する女の身体。やっと手に入れた身体がいとおしくてたまらない。手のひらで乳房を揉みし抱き、指先で乳首を挟みコロコロと転がす。湯煙の中で身体と4本の足が絡み合いながら、美香と僕は吐息をたてる。
美香は座り込み、ぺニスの根本を持つと口の中へ半分ほどそれを埋めていく。いつもにもまして丁寧な舌使い。フェラについてはかなり仕込まれている。テクニックは上等で口だけでイカされることも良くあった。美香の髪がお湯で濡れている。肩に濡れた髪の毛が張り付いている。普段、ラブホテルの時は美香は髪の毛を濡らすことを嫌うので、こういう光景は僕には新鮮に映る。
良質な女との出会い。木村多江を彷彿とさせる和風美人。もう少し肉付きが良ければ肉感的には最高だが、それでもこの女を抱けるだけで最上の幸せを感じる。美香を壁際に立たせ、片足を肩に担ぐ。陰毛は水滴をはらみ、キラキラと光っている。親指で勃起したクリトリスを摘まむ。指先でヴァギナを広げ、クリトリスから愛撫を始める。
「あっ、ああぁん、いい、そこ、クチャクチャして」。
シャワーの水と愛液が混じりあった塩味のような液体をすすり、薄茶いろの二つの小山の中にある割れ目へと舌先を這わす。舌先に滑らかな、それでいて舌先が吸い付くような薄い粘膜の感触が伝わる。
「ねえ、もう入れて…お願い」
美香を壁際に立たせ、片足を持ち上げると、下からぺニスの先をヴァギナの入口に当てる。焦らすようにぺニスの先端で割れ目をなぞる。グイッとぺニスを突き刺す。ぺニスの先がすっと入り、さらに押し込むと、しっかりと愛液にまみれたヴァギナはすんなりとぺニスを飲み込む。
「ああぁん、すごい、固いわ、いいっ、欲しかったの、ずっと…もっとして。」
美香に壁に手をつかせ、四つん這いにさせ、後ろからぺニスを挿入する。美香の右腕は僕の頭に絡み合い、左手は宙を待っている。乳房を揉みし抱き、背中越しに濡れた首筋にキスをしながら、激しく腰を前後させる。
「あっ、あっ、ああ、気持ちいい」。美香の快楽に咽ぶ声が浴室に響きわたる。腰同士がぶつかり合う音、ぺニスが中の肉壁をかき混ぜる音も聞こえる。
美香はぺニスを握ると、座り込み、再度ぺニスを咥える。竿の根本を持ち、髪の毛を濡らしながら口でのピストンを続ける。激しくぺニスの感触を求めている。お互い身体を拭くと、美香の手をとり、洗面台へと連れていく。
「きゃ、冷たい」。美香を広い洗面台に座らせ、足を広げると、股間に顔を埋める。ほどよく濡れたヴァギナからは薄くメスの匂いがしている。顔を震わせながらクンニをする。
「あっ、ああん、気持ちいい」。洗面台の照明に照らされた美香の身体が美しい。乳首は固く尖り上を向いている。立ったまま後ろからインサートする。性器同士が結合し、お互いが求めあう姿が丸見えになっている。乳房を揉みし抱きながら、後ろから腰を前後させる。濡れた髪の毛が肩や背中に張り付いている。
美香を四つん這いにさせ、くの字にした美香の左足を洗面台に乗せる。そして、そのままバックからインサートする。目の前には大きな姿見の鏡があり、鏡の中で二人は激しく絡み合う。時々、鏡の中の自分と目が合う。鏡越しに見る美香の恍惚の表情はたまらなく欲情を掻き立てる。
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銀色の鏡を背景に2人の身体が重なりあっている。
「あっ…ああっ」。美香の口から吐き出される女の声は甘ったるさと色っぽさを増していった。その顔には妖艶な表情が浮かんでいる。
膣内は何とも心地よい空間だった。滑りのある膣壁がペニスに絡み付き、柔肉が優しく亀頭を包み込んでいる。ペニスを後ろへ引くと亀頭が膣天井を擦りながら、亀頭の括れが襞に引っ掛かるのを感じる。
美香は3回の経産経験があるので、遊びで簡単に股を開く社内の尻軽女のような経産未経験の女と比べれば、膣内の空間がやはり緩い。それは致し方ないとして、美香の秘穴の入口は一度入れたペニスの根本をぎゅっと締め付け、一度咥えたら離さないという作りになっていた。美香は「自分でいうのも変だけど、私の身体を知った男はみんな病み付きになるわね」と言っていたが、それは嘘ではなく、中イキしやすいという体質も男としては制服感を満たしてくれやすくて嬉しいが、人妻である彼女が生来持つ膣内構造もさすがと言わざるをえない。おそらく早漏の男ならば、ほんの数回のピストンで射精させられてしまうだろう。早漏では美香の男としては不適合なのである。美香自身は意識してないと思うが、今の美香をセックスで満足させるためには、テクニック、持久力、そして男根の立派さを兼ね備えていないとダメだろう。
私は左手を美香の背中越しに下半身へと伸ばすと、ヴァギナを濡らす愛液を指先に浸けてから、秘穴の上の肉豆を攻めることにした。見えない部分を手で探ると勃起した肉豆はすぐに見つかった。肉豆の周囲を軽く撫でながら、美香の反応を鏡越しに確認する。美香の目はうつろで、軽く開いた口からは絶えず小さな喘ぎ声が聞こえる。しばらく肉豆の周囲を撫でたあと、肉豆の表面を触れるか触れないか程度、軽く刺激する。
「はああ、あああ、先生・・ああ」。手先に集中しすぎて腰の動きが疎かにならないように意識しつつ、焦らすように肉豆をタッチする。美香は肉豆への強い刺激を求めるかのようにクネクネと腰を動かす。私は辛抱たまらず、レモンの突起を摘まみ、ぐっと強く押しこんだ。
指での肉豆への刺激と、ペニスでの秘穴への二重の強烈な刺激で美香はぐっと前のめりになり、軽いアクメに達したのか、白い喉を見せた後、ドレッサーテーブルの上にうつ伏せになった。次に、左手を少し手前に引いて親指で肛穴の周りを撫でながら、親指を後ろの穴へと差し込んだ。美香のアナルは十分開発されているので、セックスで悦に入ると自然と肛門が緩くなるのだろう。指はなんなく穴の中へ入った。浅いところで指を動かす。穴の中は熱くネットリと潤っていた。
「あああ、お尻も・・いいわ」。今度はアナルと秘穴への二重刺激で、美香の背中がのけ反り、脚の力が抜けたのか、踏ん張っていた足がガクっとなった。その瞬間、ヌルっと美香の中からペニスが抜けた。
「どう、まだ欲しい?」
「欲しいわ・・一番いいところまで連れて行って」。
もう立ったままでのインサートは難しそうだったので、ドレッサーの足元にタオルをひき、美香をそこに仰向けに寝かせると、両足を広げ、片足を抱え上げながら、両足の間に身体を入れていった。
「あっつ、うううん」。美香は腰をうねらせながら最後の絶頂が欲しいと催促しているようだ。
ペニスはそのまま奥まで入れないで途中で止めた。美香はつむっていた目をうっすらと開けた。美香は細い目で私を見ていた。目があった瞬間、私は一気に奥までペニスを突き刺した。したたかな快感に美香の背中が再度、のけぞり、オルガズムに向けて小刻みに震え始める。私が肉棒を抜き差ししはじめると、そのリズムに合わせて美香は快感を掻き立てられるように喘ぎ声を漏らした。
結合がより深くなると、美香は私の首に両手を回してしがみつき、腰をクイクイと振り立てた。
「いい、ああん、気持ちいい」
「おお、奥まで当たってるよ。おまけに根元が・・しまる・・ううう」
深い結合で子宮口と亀頭の尖端がこすれあいつつ、膣口はペニスの根元を強烈に締め付け始めた。射精感が一気に高まり、もう我慢できなくなった。美香も同時に絶頂を迎えつつある。
「あああ、いっちゃう、いく~」。美香の全身が強く痙攣した。私は美香のヒップを抱え込み、最期の瞬間を迎えた。吐精した白濁液を美香のお腹の上にまき散らすと、強い脱力感に襲われ、美香の乳房の上に突っ伏してしまった。部屋の中はそれなりにクーラーが効いているはずだが、浴室ということもあり二人とも汗だくだった。オイルでも塗ったかのように二人の身体は浴室の光を反射して光っていた。
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