その日から私は、明美さんとセックスを何度もした。
それから妻に連絡をし、少しづつではあるが関係も改善し元のさやに戻る事が出来た。
その時の妻の恋人の事は、聞かない様にしているが、妻が少しだけ教えてくれたのは
同じ会社の後輩らしく、
「ごめん、ゆっくり考えたけどやっぱり私は旦那の所へ帰る」
と別れを切り出したそうです。後輩も分かったようでしたが、最後にセックスしてしまったそうです。
そんな昔話があり、今の私と妻の関係があります。
少しでも関係改善を図る為に一緒に風呂に入り、一緒のベットで寝る。妻が下半身を触って来たら、したいのサイン(笑)
やっと関係回復です。
話を元に戻します。
「買い物をして2人で少し話をしたの、そしたら明美さん出て行ってしまったんだって」
「何?明美さんが出て行った??」
「そう」
「何で?喧嘩とかしたの?」
「そこら辺は、詳しく言わないのよ~。でも出て行ったというのなら一大事でしょ!」
「そうだな・・・明日にでも電話してみるか」
「もう、困ったわね・・・」
昼休みになりしげさんに早速電話をしてみる。
「おお、黒瀬どうした?」
「どうした?じゃないですよ、しげさん・・・。由香から聞きましたけど、何かあったのですか?」
「ん~~っ、今晩空いているか?久しぶりに付き合えよ」
「分かりました。」
私はしげさんと合流する事になった。指定されたいつものスナックに行くと、しげさんはもう到着してカウンターで
飲んでいた。
「しげさん~~」
「黒瀬来たか~(笑)久しぶりだな」
「久しぶりじゃないですよ、大丈夫なのですか?喧嘩でもしたのですか?」
「心配させて悪いな、まぁ飲めよ」
心なしか、しげさんはいつもの元気はなかった・・・。暫く飲んでいるとしげさんが
「黒瀬よ、色々言っていたが、俺は駄目だなって分かったよ」
「何言っているんですか~~しげさん!しげさんが励ましてくれたから、今の俺達夫婦があるんですよ」
「あれから、明美の貸し出しを続けていたんだ」
「はい・・・」
「若い男、それもイケメンであれも巨根という男に貸し出したんだな」
「はい・・・」
「そしたら、体の相性が良かったのか、俺の知らない所で会っていたんだ・・・。そして書置きを残して出て行ってしまったよ」
「マジですか・・・」
「この火遊びには、いつかこんな事も起きるかと思っていたが、もう抜け出せなくなっていた・・・」
「大丈夫ですよ、しげさん、きっと帰って来ますって!明美さんもそんなバカじゃないし、一時の気の迷いですよ」
「そうだと良いけどな・・・」
「元気出して下さいよ~。しげさん、ちゃんと食べているのですか?コウ君はどうしているのですか?」
「あいつも、明美がいなくなってから元気がないよ」
「マジですか~、何かを考えなくちゃですね。あっそうだ、明美さんが帰ってくるまで、由香を使って下さい。1週間交代で掃除
洗濯(笑)どうです?」
「俺にとっちゃ嬉しい話だけど、お前に迷惑がかかるだろう?」
「そんな事ないですよ!今から帰って由香に話をしてみますから!」
少しだけ元気になったしげさんを見送りながら、私も帰途についた。
帰り道、ああ言ったもののどうやって妻に説明をして、話を進めれば良いのか考えが纏まらない内に家についてしまいました。
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