「日曜日ドライブでも行こうか」
夕食終わり誠也は真実に言った。
「えー本当、やったあ」
真実は無邪気に笑った。
晴れた次の日。
今日のコースはIKEAに決めて、真実は玄関に出た。ニットにロングスカート姿、きれいめの人妻ぽい服装に誠也はにっこりした。
(マジ可愛い、俺の奥さん)
誠也が
玄関前に車を出すと、真実が助手席のドアを開けた。乗り込もうとした時、向かいの明夫の家のドアが開いた。
(あ、明夫君)
あの日以来、明夫にLINEを送っても既読スルーになっていた。
(竹内さん、)
明夫は思ったが、真実がご主人と一緒なのを見ると目を反らした。
「行くぞ、真実」
「うん」誠也に急かされ真実は車に乗った。
買い物帰り、真実はランチで少しワインを飲んだためかほんのりピンク色に頬を染めて助手席に座った。
「顔赤いぞ」
「だって飲んじゃったもん」
橋本環〇似の大きな瞳で見つめられ、誠也はギュッと抱きしめた。
「あん、誠也くん、ヌチュ、」
誠也の舌を受け入れ、吸われる舌にうっとりしながら真実は甘えた。
「あん、駄目よ。こんな駐車場で」
「ちょっと真実。可愛い過ぎ。車動かすから」
誠也は言うと立体駐車場の最上階に車を移動させた。
屋外は雨模様。屋外駐車場に止まる車は数台しかなかった。誠也は駐車場の端に車を停めた。
「ここなら人も来ないよ」
誠也は真実の手を取り、後部シートに移動した。
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