悩んだ挙げ句、ふわりとした膝上丈のスカートに襟元がざっくり開いたニットにした。
(ちょっと露骨過ぎるかな)
真実は思いながらも、明夫のパソコンに自分自身の画像が保存してある場合覚悟をしなければと思った。
玄関のベルが鳴った。
明夫は緊張しながら、ドアを開けた。扉の間から、真実の顔が覗いた。
「こんにちは」
あいまいに微笑む真実の顔を見て、
(可愛い、)明夫はドキドキした。
「あ、上がって下さい。夕方まで両親とも帰らないから」
明夫の言葉に、真実は男性1人の部屋に上がる恥ずかしさを感じた。
明夫の部屋は二階。
わりと片付けられ、パソコンとベッドがあった。明夫は、襟元から乳房の谷間が覗く真実をチラチラ見ながら言った。
「あの、ちょっと飲み物取ってきます」
一階に降りていった。
(ベッド、きれいにしてるな)
明夫が何を期待してるか真実は感じた。
明夫は真実としばらく雑談した。
会話が途切れた時、真実が切り出した。
「明夫君、パソコン立ち上げてくれる」
「あ、はい。」
明夫は戸惑いながらも電源を入れた。
「パスワード入れて」
「はい」
「私のフォルダー、、あるのかな」
明夫は緊張しながら、諦めた。(竹内さんと約束だからな)クリックすると、真実を盗撮した画像が映った。
(嫌だ。こんなに)
真実が恐る恐る画像をクリックすると、自分自身の後ろ姿が映った。スカートの大きなお尻のアップ画像。乳房の谷間画像、顔が映った画像もあった。
真実は明夫を睨むと、
「消して、こんなの」
明夫は緊張しながらフォルダーごと削除した。「ゴミ箱も、」真実の命令に従い明夫はゴミ箱も空にした。
(これで取り合えず安心)
真実が思った。明夫の突き刺すような視線を感じながら。
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