・・・・カチャッ
何時間も快楽に狂い続けた桜の意識が、金属音を認識した。
ドキッとした。
心臓が痛いほど締め付けられ、便所の床に四つん這いになったままの全身が固まる。
(まさか・・・)
と思った。
(そんなはずがない・・・あるばずがない・・・)
そう信じこもうとした。
けれど桜は動けなかった。
便器に突っ込んだままの顔では、扉のほうを見ることもできない。
そうしていると、桜の耳が足音を捉える。
ジャッ、、、ジャッ、、、ジャッ、、、、静かな足音が近づいてくる。
(・・・そんな・・・わたし・・・どうしたら・・・)
桜の頭はパニックに陥った。
四つん這いのまま、固まっていた。
頭を便器に突っ込んだまま、恐怖に震えていた。
足音は桜の真後ろ・・・突き出された腰の前で止まった。
そしてその直後、ズボンのチャックが下りていく音が聞こえてきた。
(あぁ・・・そんな・・・もしかして・・・)
静かな深夜の公衆便所では、全ての音を聞き取る事ができた。
ゴソッ、ゴソッ・・・と、衣服の擦れる音まで。
(この人・・・この男・・・まさか・・・まさか 今から私に・・・・)
そう思った瞬間、チョロッと 熱い液体の雫が背中に・・・右手の肩甲骨の辺りに降り注いだ。
・・・チョロッ・・・・・・チョロッ・・・・・・チョロッ・・・・・
2つ目の雫は腰のあたりに・・・3つ目は背中の中央に・・・
熱い液体が背中に当たり、飛沫となって飛び散っていく。
そして次の瞬間、シャァァァァ・・・と音を立てながら 太い筋となって首筋に襲い掛かってきた。
※元投稿はこちら >>