ゆっくりと、足音をたてないように進んでいった。
扉から50センチほどまでくると、山崎の耳が音をひろった。
それは微かな、けれど艶やかな音だった。
女の卑猥な喘ぎ声・・・それが、近づけば近づくほど鮮明になっていく。
「・・・・・・あぁ・・・あ・・・あぁっ・・・・・・あぁ・・・あっ・・・」
山崎はゴクリとツバを飲み込み、膝をついた。
扉に耳を当てると、何を言っているのかも聞き取れた。
「あぁっ・・・いい・・・いいのっ・・・・あぁっ・・・いいっ・・犯して・・・あぁ・・・あぁっ・・・」
「犯して・・・先生を汚して・・・あぁ・・あぁっ・・・・あぁ、そうよ・・・先生は便器なの・・・あぁ・・・」
「だから・・・あぁ、犯して・・皆の便器にして・・・あぁ、だめ・・・あぁ・・・あぁ、いく・・・あぁっ、イクゥッ!」
(そんな・・・まさか・・・・いや、しかし確かに・・・)
山崎は自分が興奮するのを感じていた。
顔が熱くなり、汗が滲んでいく。
(この声は絶対に女の・・・しかも・・・アノ声だ・・・せんせい?・・・自分を先生と・・・やはり教師なのか?)
(いや、しかし・・・・・まさか教師が・・・・・・・・・やはりあの女なのか?・・・あの保健室の魅力的な・・・)
(この白衣は確かに あの女の・・・・・・犯して?・・・べんき?・・・・・・便器だと?)
山崎は抑えきれなくなる自分を感じ、なんとか中が覗けないものか周囲を見渡した。
そして扉の下側から漏れる光に気づき、そこに2センチほどの隙間があるのに気付く。
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