余韻は、週が明けても残っていた。
消毒液に混じる小便の匂い。
背中や尻に感じた冷たい陶器の感触。
便器に張り付く髪の毛。
そして感触を思い出すたびに、あの時に感じた背徳感が心を覆う。
屈辱を感じながら絶頂に達した記憶が心を蝕む。
妄想ではなく現実の記憶は、桜を急激に蝕んだ。
何をしても思い出してしまう。
そして思い出すたびに、体の疼きが高まっていく。
その繰り返しは、土日のたった2日間で 桜を限界まで追い込んでいった。
月曜になり、いつものように登校する。
いつもよりも顔を強張らせ、少しにらむような表情で歩く。
そうしていないと歩けないほど、桜の体は疼き 心は飢えていた。
ダメだと思いながらも、また今夜も自分は欲望に負けると分かっていた。
誘惑に心が負けると、疼きはさらに強くなった。
飢えは高まり続け、たった5分を1時間にも感じながら過ごした。
16時を過ぎる頃には、無意識のまま指先を頬に擦り付けるようになっていた。
ほら、口を開けろよ・・・
舐めろよ・・・チンポが欲しいんだろ・・・
桜にしか聞こえない声が、桜を罵り誘惑する。
廊下に溢れた生徒たちの姿を見ながら 股間が疼くのを感じていた。
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