人妻熟女 官能小説

この時以来、SNSで私の誹謗中傷と共にヒロインショーの盗撮画像が出回り出した。
私のインスタにもフォロワーから、心配する声があがっていたけどあれはあくまでお仕事
そう割りっきって気にしていなかった。
今日もショーが終わって楽屋を後にする。
最近なぜだか、いろんな場所で視線が気になる・・・バイトに行く時や、帰りの地下鉄で
振り向くと誰も居ないんだけど、誰かに見られている様な気配を感じている。

それでも、貯めたバイト代は一着分のコスプレ費用になんとかなるまでになっていた。
どのコスにしようかな・・・私の御用達だったお店のカタログを見ている。
まだ、活動していないコスプレーヤーに特注品など手が出せるはずもなく、既製品を
少しいじって自分の身体にわせるほか無かった。
ネットのカタログには今流行っているヒーロー、ヒロインのコスプレ衣装が並んでいた。
私が活動していた頃は、エバンゲリオンとか終わりの方には艦これとかのゲーム関係もあった。
私としては、自分のスタイルと少しエッチな露出度の高い衣装が好みだった。
エバンゲリオンのレイでは包帯したりとか、艦これならダメージある状態とか人気を得た事を
覚えている。
今は、どんなものが流行りなのかな？・・・鬼滅？・・・呪術？どちらも人気はあるみたい。
ねずこコスにも興味はあるが、露出度としては物足りない、呪術なんて良く分かんない・・・。
余り悠長なことしてると、今度のフェスに間に合わない・・・。
旬を逃したキャラだとカメコ達の目を引く事は出来ない、予算と既製服選びに頭を抱える。
写ってなんぼの世界なんだ・・・どこかのプロデューサーの目に留まれば衣装だって提供
して貰える可能性だってあるんだ。
悩んだ挙句、リゼロのエミリアに決めたネット決済で注文する。

そんな時に夫が帰ってきた・・・。

『ただいま・・・なんだか最近ウキウキしてない？』

『お帰りなさい・・・そんな事・・無いよ・・・』

『また・・・昔のコスプレなんてしてないよね・・・』

『しない、しない・・・だって約束だもんね・・・』

『俺の稼ぎじゃお前を養うのが精一杯・・・趣味にお金掛けられないからな』

『判ってるわよ・・・だから、少しでもってパートに出たんじゃ無い・・・』

『それなら良いが・・・最近、俺の親からもお前の親からも孫の顔が見たいって催促来てんだぞ』

『まだいらないわよ、私まだ二十三よ・・・焦って結婚して損しちゃった・・・』

『ああ・・・悪かった貧乏サラリーマンに嫁がせて・・・』

『判ればよろしい・・・てね、ご飯にしよう・・・』
そう言って夫を誤魔化した、この時活動開始を正直に打ち明けていたら・・・・。

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