第4話
朝を迎え…
「えっ、麻美さん、黙って帰ろうとするなんて…」
目覚めた和紀が…身支度を整え部屋を後にしようとする麻美に窘め気味の言葉を掛ける…
「ごめんなさい…その…昨夜は…何だか私の方が夢中になっちゃって…恥ずかしかったら…」
窘める和紀に…“昨夜の行為”からくる羞恥を用いて麻美は弁解する…
「そんな…昨夜の麻美さんはとても素敵でしたよ。そんな麻美さんを相手に俺、初体験出来て幸せです。」
引き留めるように麻美の腕を掴み…和紀は麻美が覚える羞恥をかき消し至福を表す言葉を口にした。
「ありがとう和紀君、昨夜のように…今度は素敵な彼女としてね。んん…」
自分を“初めての女”にしてくれた御礼というように…麻美は和紀に自ら軽くキスをして部屋を出ようすると…
「俺…もう一回…麻美さんとした!はあはあ~麻美さんも脱いで!」
そのキスにより欲情が湧いてきたのか…和紀は鼻息を荒くして服を脱ぎ…全裸になる…
「えっ、和紀君…朝から…そんなに…」
いきなり全裸になった和紀に対し戸惑いがあるものの…目にする…“夫を遥かに凌ぐ”といえる腹に付きそうなくらいに硬く反り返る和紀の“巨根”により…昨夜の身体の火照りが今だに燻っていたのか…麻美もまた欲情が湧いてしまう…
「もう~一回だけだからね。和紀君…抱きしめて…」
麻美も身に着けていた黒い服とデニム…そして下着も自ら脱ぎ去り全裸となり…和紀に抱き付いた…
「麻美さん…好きだ…んん…」
「和紀君…私も…んん…」
二人は抱き合い…舌を絡ませるほどの激しいキスを繰り広げた後…ベッドに横たわった。
「はあはあ~麻美さん…んん…」
「あ…あん…和紀君…気持ちいいわよ…はぁ…はぁ…もっと…して…」
仰向けの麻美の首筋…胸…そして陰部に…和紀の指や舌が這い回り…麻美に目くるめく快感を与えていく…そして…
「はう~やっぱり…麻美さんのフェラ…ああ…最高…んん…」
「んん…んぐ…あん…和紀君…私も感じてる…お願い…はぁ…はぁ…お尻も舐めて…あん…」
二人はシックスナインの形になり…互いの性器を貪り合うように口にて愛撫する…淫らな気分が高揚したのか…麻美は和紀に自らの汚く恥ずかしい部分である肛門への愛撫まで求めてしまった。
「麻美さん…お願い…上になって…はあはあ~」
「こんなの主人にもしたことないのに…はぁ…はぁ…」
仰向けの和紀の硬い陰茎を手にして亀頭を自分の膣口に宛がい…麻美はゆっくりと腰を落とし…騎乗位で繋がっていく…
「あ…あん…感じる…はぁ…はぁ…私…男の人の上で…淫らになってる…そんな女じゃないと思っていたのに…あ…あん…和紀君のせいよ…はぁ…はぁ…あなたも腰を動かして…あ…あん…」
“日頃の自分”からは考えられない…男の腹上で自ら腰を動かす淫らさに…何か酔い痴れて麻美は激しく腰を振る…
「あの真面目な麻美さんが…はう~麻美さん…はあはあ~俺も凄く興奮してる…ああ~麻美さん…」
和紀もまた…目にする憧れの女性である麻美の“日頃とのギャッブ”により欲情が煽られ…麻美の微かに揺れる乳房を両手で鷲掴みして激しく突き上げた。
「あ…ああん…だめ…私…ああん…はぁ…はぁ…んん…」
自らと連動した和紀の卑猥な腰使いにより…麻美は絶頂を迎え…甘美な声を上げるとともに仰向けの和也に覆い被さりキスを交わす…
「んん…まだまだ感じさせてあげるよ…麻美さん…はあはあ~ほら…四つん這いになって…」
四つん這いになった麻美の腰を後ろから掴んで挿入し…
「ああ~麻美さん…はあはあ~麻美さん…麻美さん…」
荒い鼻息を交えながら麻美の名を連呼し…鋭く腰を振る…
「あ…あん…凄く…感じる…はぁ…はぁ…和紀君…素敵よ…あん…お願い…もっと…ああん…」
そんな和紀の腰使いに応え…麻美もまた腰を振る…暫くの間・・二人の荒い息を伴う喘ぎ声と…“パンパン”というバックという体位特有の卑猥な音が部屋中に響き…
「ああ~麻美さん…ううっ…」
「あん…和紀君…ああん…」
またもや和紀が果てるのと同時に麻美は絶頂に達した。
「うふ、和紀君…綺麗にしてあげる…んん…」
振り返り…膝立ちして後ろから自分の陰部を拭く和紀の亀頭を…麻美が口に含むと…
「はう~麻美さん…俺…はあはあ~麻美さんとなら何度でも…」
若い和紀の肉棒は麻美による“お掃除フェラ”により…いとも簡単に“復活”してしまう…
「ちょっと…和紀君…一回って言ってたじゃない…もう…あ…あん…」
口では拒む麻美だが…自らに対し再び欲情する和紀の“若さ”に満更でも…いや…むしろ悦びを感じるのだろう…覆い被さる和紀を正常位で迎え入れた。
ここまでが妻の和紀との一夜の回想である…
妻の話によりかつてない悦びを与えられ…もう私の肉棒は痛いくらいに硬く勃起していた。
妻の話を振り返り…和紀とのセックスでは私の時以上に積極的になり快感も覚えたこと…そして…生挿入及び膣内射精を許したことが…滾る嫉妬を煽り…また…和紀の肉棒の大きさが私を遥かに凌ぐということが…惨めさを与えた…しかし…それらの要因が私の性癖を満たし…覚える興奮を一層高めていることは否めなかった。
「はあはあ~麻美…脱ぐんだ!」
その証に…鼻息荒く妻に服を脱ぐように求めた…浮気してきた負い目があるからか…妻は逆らうことなく自ら服を脱いだ。
「ああ…麻美は本当に…俺以外の男に…はあはあ~」
全裸となった妻の胸元にある“キスマーク”が…“妻が寝取られた”という事実を突きつけ…私の覚える異様な興奮を刺激し…
「なあ…麻美…俺のチンポ…はあはあ~和紀君のより小さいのか?」
私も全裸となり…勃起する“お粗末”といえる肉棒を見せ付けながら妻に迫った…すると…
「ごめんなさい…小さいわ。和紀君のオチンチンの方が…あなたのより…ずっと大きかったわ。」
躊躇いながらも妻が答える…その中の“ずっと”という妻の正直さに私の興奮は爆発する…
「何だと…はあはあ~麻美~」
妻をソファーに押し倒して…
「んん…和紀君にこんなことされたのか?はあはあ~んん…こんなこともされたのか?」
爆発した興奮のまま…私は手や口で妻の胸や陰部を荒々しく愛撫してから…濡れてきた妻の蜜壺に正常位で挿入した。
「はう~麻美…和紀君に何回ヤられたんだ?」
「あん…5回かな…」
「えっ…そんなに…はあはあ~麻美…和紀君にも…こんなふうに生で挿入れらたのか?」
「そうよ…彼…コンドームを着けてはいなかったわ…」
「ああ…麻美…それで…はあはあ~感じてたのか?」
「感じてたわ…はぁ…はぁ…だって…」
「“だって”って…ああ…何だ?麻美…はあはあ~」
「彼…あなたよりオチンチン大きし…あなたみたいに…早くないし…あん…」
「何だと…麻美…ああ~」
「正直…和紀君と比べると…はぁ…はぁ…ごめんなさい…今…あなたのオチンチン…挿入っているか分からないくらいだわ…」
自分の性癖が満たされたことによる強烈な興奮のまま激しく腰を振り…私は腹の下の妻に和紀との浮気への尋問をする…その尋問に答える妻の正直な言葉と私の和紀より遥かに短小な陰茎の挿入への反応の薄さが…私の覚えていた嫉妬と惨めさを更に煽るも…未だかつてない興奮も与えていた…その証に…
「そんな…はあはあ~麻美…麻美…ああ~ううっ…」
そんな妻の答えが私を呆気なく果てさせる…今まで生きていた中で“一番気持ちいい”といえる射精であった…
「えっ…あなた…もう行っちゃたの?和紀君より速すぎよ。」
それは…妻が浴びせた私の“超”が付くほどの早漏ぶりへの容赦ない言葉も…意に介させず…いや…むしろ至福を与えるほどのものであった。
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