痴漢に襲われてから土日はあの電車に乗ることはないが家事に追われてその事も忘れていた。
日曜日のお昼に夫とランチを食べていたら、
おい!あの痴漢騒動はやっぱり勘違いだっただろう。不意に夫が痴漢の話題を振ってきた。
本当はあの後もと言いかけたが、あの感覚がふと蘇り、
そうなのよ。やっぱりオバサンには来ないのよね。
そうだろ、そんな痴漢野郎はいないよ!
何よ!本当に!本当はあの後も痴漢され続けてるのよ!オバサンでも来るのよ!
と心の中で反論しているが口に出しては言えなかった。その夜もさっさと寝てしまう夫の後に私もベットに入った。
翌朝もバタバタと身支度をして駅に向かった。
同じ時間の同じ車両に乗りあの手の男性を見つけたいと思った。しかし満員電車では人の流れに逆らう事も出来ずドアの近くに追いやられた。
するとあの手がまた触れて来た。いつもの様に左右を撫で回して秘部へ指を滑らせて来る。
その指はお尻の穴から秘部へと何往復もして時には秘部を広げようとすることもあった。
流石にそれには腰を動かし避けようとしたが、今度は男性器と思われる堅いモノをお尻に押し当てて来た。
間違いなく堅くなった男のモノだわ。私を触りながらこんなに堅くしているのね。
そう思うと秘部から愛液が流れて出るのが分かった。でも、スカートとストッキングにパンティ越しなので弄られと言う感じではなく触れられる感触に物足りなさを感じていた。
もっと直に触って欲しい・・・。そんな欲求が芽生えだしたころいつもの停車駅でその手は消えて行った。
降りて行く人を見ながらあの中にきっとあの手の持ち主がいるのね。明日はもっと動き易い服を選んでくるからね。そう思いながら見ず知らずの男に心の中で囁いていた。
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