充実した日々を実感している私・・・。
辛いお仕事だって患者さんが元気になれば、それがやり甲斐だ。
でも、シフト表をもらって家に帰ると、一日の疲れが一気に襲う・・・。
家には主人の両親がいてくれて、子供の世話も見てくれている、私の食事まで用意してくれていた。
ヨウスケもドクターは土曜は隔週、日曜は休みで明日と明後日はうちにいる。
エミを手助けに行くと意気込んだ私は弱音など吐けない・・・・。
来週からは夜勤も休日もシフトが組まれていく、夫婦のすれ違いも起こる事だろう・・・。
私はこの週末夫も子供も連れて海にでも行こうと思う。
絆を深める為に・・・。
週末は天気にも恵まれ、絶好の海水浴日和・・・日焼け止めを塗って親子水入らずで楽しんだ。
そして月曜日・・・。
今日は夜勤だ、昔夜勤をした事があるがまだ同じような体制なのか?
シフトだと私は特別室付きとなっている。
19時から翌朝9時迄その部屋だけを看護すれば良いと言う事だ。
昼のうちに家事を済ませ、両親に子供を頼んで出社する。
特別室付きのお仕事は初めてだ、不安が先走る・・・。
もう婦長は帰ったのか、エミの姿はナースステーションに無かった。
特別室についての申し送りは全く無かった、日勤者は誰も見ていなかったのだ。
そしたら、夜間に搬送されて来る?・・・そんな風にも思えた・・・。
しかし、特別室にはエミと何人かの男性が手ぐすね引いて待っていた。
この男性は、私の夫のヨウスケに不満を持つヨウスケの同僚だった。
エミがそそのかしたのだ。
特別室は防音がされていて、中で泣こうが叫こうが外には聞こえない・・・。
昼のうちに準備をエミがしていた。
そんな事とは知らずに夜勤が始まる・・・。
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