日勤でも、夜勤でも快楽や苦痛、恥辱まで毎日受けるうちに同僚や一般の患者、夫の同僚まで
私のこんな痴態を知っているのでは無いか・・・そう思ってしまう・・・。
そんな疑心暗鬼の状態での日曜のエミに犬の様に扱われる生活が落ち着くようになってしまう。
夫との仲も、エミの介入で上手くいかず、見る見るうちに崩れ去ってしまった・・・。
夫との離婚、子供は夫が引き取った・・・私は独りぼっちになった。
最初は、親友の頼みに応える思いでお仕事に復帰したつもりだった・・・しかし、過去も因縁が
私とエミに大きな亀裂を作っているとは知らず、トラップに嵌ってしまった。
散々に恥辱の限りを、味合わされ私の心は壊れてしまった・・・。
病院も辞め、細々と安アパートで暮らしていた、リストカットして死のうとも思った日もあった。
だけど、そんな私を探していた人がいた・・・もう生きる希望もなにも無い私を・・・。
それはエミだった・・・。
『ちさと・・・やっと見つけたわ・・・勝手に居なくなっちゃうんだもん・・・一緒に暮らそ・・・』
『でも・・・エミ・・・私が憎いんじゃ・・・』
『もう全て終わった・・・あなたは全て失ったじゃ無い・・・これからは私が与えてあげる・・・
あなたが生きるのは私の為、もうなにも怖く無いでしょう・・・私が主人・・・』
私はすぐにアパートを処分した・・・今はエミの言葉を信じたいと思った・・・。
エミは普段は優しい夫を演じた、私も妻を演じプレイとしての調教は今も続いている・・・。
タワーマンションの最上階・・・夕陽が当たるベランダで、エミはシャンパンを口に含み
私の口に流し込む・・・ツーと唇と唇に唾液の糸を引いている・・・。
さっきまで、激しくペニバンで愛しあった二人・・・二人を夕陽が真っ赤に染める・・・。
『ちさと・・・幸せかい?・・・』
『幸せよ・・・ご主人様・・・』
二人はプレイの中で、好みの相手を見つけて、ちさとを妊娠させた・・・。
当然、二人の子供として育てるつもりだ、月日は満ちて元気な男の子を出産した。
私達の住んでいるところは、同性婚を認めており子供は認知だけをさせて養子とするしか無かった。
だけど、エミの本当の嫉妬は私を取られた事が、一番大きな事だったと今は思っている。
私はまた、専業主婦として子供の世話とエミとの生活で荒んだ心は癒やされている。
子供が物心がついた時に、ちゃんと伝えようと思う・・・。
あなたがなによりも大事で、私たちは愛し合って結婚したと言う事を・・・。
ー完ー
最後目で読んで頂きありがとうございました。
今回のお話は、レズに主眼を置いてみました・・・如何だったでしょうか?
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今後とも、下手の横好きではありますが、またお目に止まりますように創作させて頂きます。
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