やっと日勤が終わり夜勤者との伝達・・・もうそれどころでは無かった。
散々キモブタ達になぶられて、戻ってくるのが精一杯だった。
他の子達も、薄々気が付いてはいたが、下手に手を出すと自分も一緒に
酷い事をされる・・・そう思い口出しすることも無かった。
しかし、患者の中ではちさとが、何でもさせてくれると噂が立ってしまった。
苦しむ姿がいやらしいとか、本番以外は何でもしてくれると・・・。
但し、もう一つの噂も広がり患者達はその女の言う事を聞かなければ
退院させられてしまうと言うこと、しかし、言う事を聞いている限り
ちさとを辱めさせて貰えるそんな噂・・・。
その女とはもちろんエミである。
今日も日勤終わりに、婦長から声が掛かる・・・。
『森高です・・・失礼します』
『あら・・・ちさとご苦労さま・・・キモブタ達に散々弄ばれた様ね・・・この日曜日
私の家においでなさい、道具を持って・・・シフト空けておいたでしょう・・・。
10時迄よ、遅れれば遅れる程ご褒美待ってるからね・・・はい、下がって良し』
『婦長・・・道具を家に持って帰るのは困ります・・・』
『また口答えするの?・・・はい、ご褒美一つ・・・それと私の家の住所と地図
タワーマンションだから駅で聞いても判るはずよ・・・』
私は言う事を聞くしか無かった、ロッカーからカバンを出し持って帰った・・・。
本来は降りる駅では無いが、エミの書いてある駅に降りたそしてコインロッカー
を見つけた、そこに入れておく、やはり家に持って帰る訳にはいかない。
それよりも、日曜日にエミに何をされるのかそれだけが気になっていた・・・。
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