僕は今、大切な人と別れて来たばかりそれなのに、ちさとさんのLINEはそんな僕にも過去の記憶を
呼び覚ました・・・忘れようとしても忘れられるものか・・・だけど、今はあやかさんを愛している。
返信するものか、スルーするか・・・スマホを見つめて考え込んでしまう・・・。
今でさえ夢の様な生活・・・もうこれ以上僕に舞い降りる幸せなど無い・・・けれど、嫁と姑を
思い通りに出来る・・・そんな事・・・僕の童貞を捧げた、ちさとさん・・・あやかさんの笑顔が
胸を締め付ける・・・久々の家族団欒・・・しかし、愛する人の母親を僕は調教していた・・・罪悪感
で一杯だった・・・でも、どちらを選ぶなんて僕には出来ない・・・結局誘惑に打勝つ事は出来なかった。
ーLINE頂いて嬉しいです、ずっと僕もあなたの幻影を追いかけていた様に思います。あなたを愛し
あやかさんを愛する事は僕にとっては禁断の果実・・・それでもその業火に焼かれてもいいと思って
しまいます・・・ちさとさんはそれでもいいと思ってくれますか?それとも二人を選べない僕を
優柔不断だと責めますか?ちさとさんのこの連絡が無ければ僕も忘れようとしました・・・。
肉を削ぎ落とされる思いで・・・逢ってられる時だけでいい・・・僕の物にしたい・・・ー
僕は返信してしまった・・・。
お互いの炎はまだ消えていなかった、僕にもちさとさんにも・・・。
今、二人の距離は離れているが、一気に飛び越えた気がした。
ちさとさんの返事は・・・。
ー君 の中に、私の中にもまだ燻る気持ちが有ったと知り、嬉しいです・・・あやかの母として
でなく、女として見てくれる君 の気持ちは判りました・・・君 を責めたりは私に出来るはずが
ありません、あやかの次でいいから愛して欲しい・・・週末に逢ってくれますか・・・ー
お互いの気持ちは一緒だと思った、僕は恋人に最初から秘密を持ってしまう・・・。
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