僕は何か言おうとする、あやかさんの口をキスで塞ぐ・・・。
紅潮して体温が上がっている事を唇から感じている。
ちさとさんと同じ香りがする・・・さっきまで嗅いでいた香り・・・。
さっきまで散々味わった加虐の記憶が蘇る・・・だけど、あやかさんはまだノーマル・・・。
いきなり僕の性癖なんて理解される訳はない・・・・。
僕はなんとか思いとどまれた・・・。
焦って破局を迎える訳にはいかないのだ、ちさとさんまで失う可能性さえあるのだから・・・。
この状況を切り抜ける為に、あやかさんの肩を押して二人は起き上がる。
『あやかさん・・・ごめんね・・・クルマ見に行こうか?・・・』
『でも・・・ズボンがまだ乾いてないの・・・その・・・少し・・・』
あやかさんはもじもじしている・・・もしかして、ちさとさんと同じ様に火が着くと燃え上がる
のだろうか?でもはっきり言わないところが少し可愛く思える・・・。
僕は全て理解した事を答える・・・。
『じゃあ、ベットで少し休ませてもらおうかな・・・』
『うん・・・』
やはり、血がそうさせるのだろうか・・・僕には背徳心を感じずにはいられない・・・。
あやかさんには素質があるという事を認めざるを得なかった。
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