僕はリビングに通され、ソファーに腰を下ろした・・・。
あやかさんは冷たい飲み物をテーブルに置く。
今日も、実家に行った時と同じ白いワンピース・・・部屋の中なのに眩しい・・・。
こんなに純白の似合う女の子っているんだ・・・そんな事を考えながらグラスを取った。
『本当に今日は暑いね・・・ごめんね、ご用は終わったの?・・・無理に来て貰ったみたいで
ごめんなさい・・・』
『そんな事ないよ、あやかさんに逢えるだけでも僕は幸せだよ・・・』
そう言って、慌てたのか僕はグラスを倒してしまう・・・。
グラスのコーヒーは僕のズボンを濡らしてしまった・・・。
『あらら・・・大丈夫?・・・』
フキンを持って、僕の方へ駆け寄るあやかさん・・・だけど、思いの外スボンは濡れてしまった。
『こっちに来て・・・お洗濯するから・・・』
バスタオルを僕の腰に巻き付けて、あやかさんはズボンを脱ぐ様に僕に促す・・・。
『だけど・・・ここには男物の服や下着は無いから・・・少し我慢してね・・・』
そう言うと、僕のズボンとパンツを洗濯機に入れて洗濯を始めた・・・・。
ここの洗濯機はドラム型で、僕にお尻を向けながら洗濯物を入れて、洗濯のコースを入力している。
(もしかして・・・誘っているのか?・・・)
白いワンピース越しに、可愛いお尻が目の前にある・・・。
(ダメだ・・・流されちゃ・・・嫌われてしまう・・・)
しかし、ちさとさんと同じ香水は僕の心を惑わせる・・・。
『これで大丈夫・・・少し待ってね・・・んん?君 ・・・大丈夫?・・・』
あやかさんは僕に方を向いて、キョトンとした表情を見せる。
僕の中で天使と悪魔が戦っている事なんて、わかるはずも無い・・・。
少しの気まずい雰囲気が僕達を包み込んでいた・・・。
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